年末の風物詩「M―1グランプリ2017」が12月3日、東京都六本木にて行われ、「とろサーモン」(久保田和靖・村田秀亮)が4094組の頂点に立ち賞金1000万円を獲得した。

 とろサーモンは、今年2017年で結成15年目。M―1の出場ルール上、今回がラストイヤーであった。村田は「売れへん時代が長かったんで、いまだに信じられません」と涙ながらに優勝の感想を語っている。

 また、とろサーモンは既にテレビでも活躍しており、昨年の銀シャリに続きテレビでも顔なじみの芸人コンビが優勝を飾ったことになる。

 特に、久保田は単独でも多くのバラエティ番組に出演しており、M―1優勝前からその知名度は抜群で、年末から年始にかけて多くのバラエティ番組に出演すると予想されている。

 しかしながら、一部では、とろサーモンのふたりは、バラエティ番組を一周したところで、以前の露出になるのではないかと予想されている。芸人に詳しい放送作家はこう語る。

「とろサーモンの特に久保田さんは、バラエティ番組にも頻繁に出演していますが、視聴者からの人気はあまり高くはありません。例えば、頻繁に出演している『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、すぐに声を荒らげたり、すぐに暴力的な発言をするので、女性のファンは全くついていません。なので、過去の優勝者であるブラックマヨネーズやサンドウィッチマンのように冠番組を持つほどの人気を獲得していくのは、M-1王者となった今後も厳しいでしょう」

 また、久保田は離婚歴があったり、相方を20回以上も変えているほか、ケンドーコバヤシから「芸人としては100点、人間としては0点」と評されるほどに性格が悪いことは有名である。

 そのため、M-1優勝以前から久保田にはアンチに近いファンが多く付いているとされており、漫才の仕事はともかく、バラエティ番組での露出はあまり増えないのではないかと予想されている。

 果たして、とろサーモンはバラエティ番組でも「王者の風格」を示すことができるのか…。

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