バルセロナに所属するリオネル・メッシの5歳上の兄マティアスが、銃の不法所持によって逮捕されていたことがわかった。英紙『デイリー・メール』など複数メディアが報じている。

 マティアス・メッシは先月30日、アルゼンチンの地元ロサリオ近郊の川辺でモーターボートとともに漂流しているのが発見されて病院へ搬送された。その時は顎と鼻の骨折などを含む重傷を負っており、現在も入院中だという。

 しかし、マティアスが乗っていたモーターボートには問題があった。発見時には血まみれで、内部からは登録されていない銃が見つかったとのこと。それによりマティアスは逮捕された。治療を終えて退院する際に、身柄を拘束するか、自宅で回復に専念させるかが決められるようだ。

 一方でメッシの家族側はマティアスのモーターボートが血まみれだったのは、砂場に乗り上げる事故を起こした際にフロントガラスに衝突したためで、顎や鼻の骨折もその事故によるもの、さらに銃は別人のものだと主張している。警察当局は6発の弾丸が入っていた銃が誰のものだったのか捜査を進めているようだ。

 だが、マティアスが疑われるのも無理はない。世界的スーパースターの兄は2015年にも銃の不法所持で逮捕されており、昨年は殺人や薬物売買に関わる犯罪グループとの関与が疑われた。過去に薬物の不法所持による逮捕歴もある。

 英『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』は、マティアスが今回の銃の不法所持で8年半におよぶ長期の禁固刑を科される可能性があるとも伝えている。たびたび問題を起こしてきた35歳を待ち受ける運命はいかに…。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171204-00244621-footballc-socc