>>509

きみのお父さんはね、同じおすもうさんを物を使ってなんどもなんどもなんども、その頭をなぐってね。

きみのお父さんになぐられたおすもうさんはね。 頭からいっぱいいっぱい血が流れちゃったんだよ。

どれだけ痛かったんだろう。 どれだけこわかったんだろう。 とてもかわいそうだよね。

でも、それは全部、きみのお父さんがやったことなんだよ。

きみのお父さんになぐられた、そのそうもうさんはね。 まだおすもうがとれてないんだ。

だいすきだったおすもうがとれていないんだよ。

それどころか、みんなから、おまえがわるい、おまえがわるいと、いじめられているんだ。

すごくかわいそうだよね。

きみのお父さんはね。 それだけじゃないんだ。

きみがいて、おとうともいて、いもうともいて、お母さんだっているのに、ほかの女の人となかよくなろうとしていたんだよ。

みんなかわいそうだよね。 お母さんはきっとおこってるんだろうね。 きっと泣いてるんだろうね。

きみのお父さんは、きみの知らないところで、そういうとっても悪いことをやっていたんだよ。