◆モンゴル八百長互助会による計画的リンチ

「日馬富士の暴行ということになっていますが、その実態はモンゴル派閥に
加わらない貴ノ岩への集団リンチに過ぎません。

角界周辺では以前から、所属する部屋を越えてモンゴル人力士が集まる
”モンゴル会”は八百長を生む場になるとして物議を醸していた。
元小結の旭鷲山の頃から20年以上も続くモンゴル会ではその時代によって
仕切るボスがいて現在は横綱の白鵬(32)。サブリーダーが日馬富士という
序列ができあがっている。

貴ノ岩は八百長を嫌う貴乃花部屋なのでモンゴル会へ参加していなかった
ことで、つまり八百長してモンゴル人同士で助け合う”ユニオン”の一員では
ないために目をつけられていたんです」

モンゴル会の白鵬と日馬富士には”八百長”を疑われる取組が過去にあった。
関係者によく知られているのは2009年の夏場所での大一番である。
勝てば優勝という場面で日馬富士があっさり白鵬を下して初優勝を果たした。
この時の取り組みは今でも【八百長】を疑う声が止まないほど不自然で、
当時のテレビ解説者も疑問を呈していたほどだ。

しかし、モンゴル会という八百長ユニオンに距離を置いていた【貴ノ岩】は
今年初場所で【白鵬】と対戦した際、全力でぶつかりわずか10秒で勝利した。
これは白鵬と優勝を争う日本人大関(当時)の【稀勢の里の初優勝】を
”アシスト”する大一番で、ガチンコの真剣勝負を望む貴ノ岩からすれば
当然の取組だった。

しかし、これに白鵬がカチンときていたようで白鵬は執拗に接触の機会を伺い、制裁の機会を狙っていたという。

「白鵬は付け人を何度も連絡役にしてしつこく出稽古にも誘っていたという
証言も出ている。しかし、ガチンコ主義で他の部屋の力士との交流を
禁じている貴乃花部屋所属の貴ノ岩からすれば白鵬だろうと会う理由などなく、また会ったとしてろくなことがないと頑なに応じていなかった。
そこで白鵬と日馬富士は地方巡業中の鳥取城北高校相撲部のOBらが集まる場に、
貴ノ岩が出席すると聞いて、一方的に押しかけて暴行に及んだ。

貴乃花親方とすれば、これほど悪質なことはなく、さらにそれが八百長を
断ったがための制裁だったと知って、正面から戦うことを決意した。

相撲協会主導の大手メディアによる「貴乃花親方が悪いキャンペーン」に不自然さを感じる人は多い。

会いたくもない先輩に押しかけられ、一方的に何時間も説教され、その最中に
恋人からスマホにメッセージが届いて一瞬、手に取ったとして、どこが礼儀に
反する行為なのだろうか。
これは完全に威圧的なパワハラであり、集団リンチにほかならない。

こうしたモンゴル会を黙認していた協会に向けた貴乃花親方の怒りの深さがうかがい知れる。
それは理事長選などではなく、相撲界から八百長を一掃すること。
八百長の温床だと囁かれる”モンゴル会”の問題を明るみすること、
そのただ一つです」(前出・記者)