【 警戒する力士に横綱の権威を示す場所前の恒例行事が未遂に終わった。これまでは警戒する力士と場所前に対戦して“出る杭を打つ”という調整を行っていた 】
   
http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20170308-OHT1T50000.html 2017年3月8日 スポーツ報知

大相撲春場所で通算38度目の優勝を目指す横綱・白鵬が7日、初場所14日目に敗れ優勝を逃した前頭2枚目・貴ノ岩“肩すかし”を食らった。

時津風部屋での出稽古に合流を呼びかけたが因縁の相手は現れず。警戒する力士に横綱の権威を示す場所前の恒例行事が未遂に終わった。

前日夜、鳥取城北高の先輩で宮城野部屋の十両・山口が白鵬からの“参加要請”を伝えるべく、貴ノ岩の携帯を鳴らしたが応答せず。
しばらく待っても折り返しはなかったという。「横綱側から電話を入れたそうです。激しい稽古になりそうですね」。
十両・小柳はこの日朝になっても来ると思っていたが、結局実現しなかった。
午前9時15分、白鵬が稽古場に足を踏み入れたが鶴竜、日馬富士の両横綱をはじめ関取8人がそろう豪華な顔ぶれの中に貴ノ岩の姿はなし。
最強横綱は残念そうな表情を浮かべ、親方衆にあいさつを済ませると黙々と準備運動を開始した。

貴ノ岩は初場所14日目に敗れ、その瞬間に稀勢の里の初Vが決まった因縁の相手。これまでは警戒する力士と場所前に対戦して“出る杭を打つ”という調整を行っていた。


>これまでは警戒する力士と場所前に対戦して“出る杭を打つ”という調整を行っていた