分かった。中日が同日にゲレーロの退団を発表したことを受け、鹿取義隆ゼネラルマネジャー
(GM、60)が「何かあるかもしれないね」と示唆した。当初参戦するとみられたソフトバンクは
獲得を見送っており、巨人への加入が有力とみられる。
打線強化へ、巨人の補強が大きく動き出した。保留選手名簿が公示され、中日がゲレーロの退団を発表。
この動きに、東京・江東区の日本科学未来館で行われた「スポーツアナリティクスジャパン2017」
に参加した鹿取GMが反応した。
「じゃあ、何かあるかもしれないね。そうなったら、これから会議をしないと」
11年ぶりのBクラスとなる4位からの再生へ、得点力不足は最大の課題だ。本塁打数のチーム最多は18本のマギー。
今季チーム536得点はリーグ4位、113本塁打は同3位で、ともにリーグトップ(736得点、152本塁打)の
セ・リーグ覇者、広島に水をあけられた。ゲレーロは来日1年目の今季、打率・279、35本塁打、
86打点で最多本塁打のタイトルを獲得と日本の野球への対応力に心配もなく、獲得に向けた調査を続けていた。
ゲレーロは10月に日本を離れる際、来季以降も日本でプレーすることを希望。3年以上の契約で
金銭面の評価が最も高いチームに入る意向を示していた。鹿取GMは「どの球団も注目していたので、
うちもその中の1チームということ。条件面? それはこれから」としたが、獲得レースの先頭に立つ。
ソフトバンクは獲得競争への参戦を見送っており、中日は残留交渉を断念。現状、国内で獲得に乗り出す球団は他に
見当たらない。
球団は11月28日にマシソン、カミネロ、マギーと来季契約で合意したと発表した。ギャレットは
退団が決まり、米大リーグ復帰の可能性があり保留選手名簿から外れたマイコラスとは今後も残留交渉を継続する。
この日夜に東京都内で行われたOB会総会に出席した鹿取GMは「ゲレーロに限らず、いろんな調査を
しないといけない」とも説明した。屈辱の4位からの復権へ、大砲獲得が切り札となるか。
サンスポ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171203-00000017-sanspo-base