大相撲の冬巡業が3日、長崎・大村市での巡業から始まる。引退した元横綱日馬富士(33)の暴行問題を受けて、前日(11月30日)に開かれた日本相撲協会の理事会では貴乃花巡業部長(元横綱、45)を今案件に対応することを理由に同巡業から外した。理事会では20日に開く臨時の横綱審議委員会(横審)と理事会を「最終地点」と位置づけ、事態収拾をはかる。

暴行問題の影響を引きずりながら、来年1月の初場所(東京・両国国技館)へ向けて、力士は動き出す。3日から冬巡業がスタート。前日の理事会では貴乃花巡業部長の帯同を認めず、代わって春日野広報部長(元関脇栃乃和歌、55)が代役を務める。

余波はここにも残る。暴行で負傷した貴乃花親方の弟子で同親方の拒絶によって協会の危機管理委員会(高野利雄委員長=元名古屋高検検事長)の事情聴取がいまだに実現していない幕内貴ノ岩(27)の存在だ。

貴ノ岩は冬巡業を休場する見込みだが、休場には医師による診断書が必要となる。貴ノ岩は当初、「右中頭蓋底骨折」「髄液漏の疑い」など全治2週間程度の診断書を提出して11月の九州場所を全休した。ところが、調査に乗り出した危機管理委は場所中に診断書を作成した医師へ根拠などを確認した結果、解釈が一転。場所前の時点で相撲を取ることに支障がなかったと見解が覆った。貴ノ岩の診断書は福岡市内の病院と、暴行された直後に受診した別の病院の2通あり、今回、提出される“第3の診断書”が注目される。(以下省略)
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ソース/サンスポ
http://www.sanspo.com/sports/news/20171202/sum17120205030002-n1.html