11/29(水) 18:30配信
VICTORY
女性バレーボールファンは、本当に男子選手のヌードを見たいのか?

今年、Vリーグの試合配信をしているDAZNが行ったプロモーションが話題となった。その中には、芸術的な選手のヌード写真もあった。個人的にはバレーボール選手のヌードに、まったく興味のないというライターの中西美雁氏がアンケートを取り、実際に女性のバレーファンは、ヌードを見たがっているのかを調査した。(文=中西美雁)

バレー選手のヌードを撮りたいのは男性関係者だけ?

Jリーグの全試合配信で、一挙に日本のスポーツファンにおなじみとなったDAZN(ダゾーン)は、Jリーグに先駆けて、Vリーグの全試合配信(ただし1部にあたるプレミアのみ・2部・3部については部分的配信)を行ってきた。ダゾーンによる発表でも、バレーボールは、よく見られるコンテンツの上位を占めている。さらなる注目を集めるため、ダゾーンは今季、「ディスカバーVリーグ」というプロモーションを行った。中でもバレーファンの耳目を集めたのが、選手をファッションモデル風に撮影し、普段コートで見せているのとは、また違った魅力を届けようというもの。第一段は、グラチャンで初代表ながらも活躍したJTサンダーズの山本将平選手が選ばれ、モノクロの写真で、バレーボール選手のスタイルの良さを十分に活かした写真が公開された。その中に、素肌にジャケットを着ているものもあった。

これを見て、思い出したことがある。バレー記者として駆け出しの頃、当時の編集長がよく「俺は、アオ(青山繁)の風呂写真を撮ったんだぜ」と、自慢していたのだ。スポーツライターやカメラマン(ファンも同じかもしれないが)は、ちょくちょく「自分は選手・関係者と親しい自慢」をする。そのため、『はいはい』と思いつつ「すごいですね!」「さすがですね!」とか、適当な相槌を打っていたのだが、いくつかあった自慢話の中でも、彼にとってこのエピソードは特別なもののようだった。どこが特別かというと、「裸を撮った!」というところだ。

月日は流れ、私はとある今はなきスポーツ総合誌でバレー記事を書いていた。北京オリンピック代表で、現在はビーチバレーに転向した越川優選手を、そのとき「絶対に表紙にするべき」と推して、実現した。インタビューを終えた後、私が部屋を出た後も、カメラマンさんと編集さんは部屋に残っていた。そして、しばらくして「やった! 脱がせた!」と興奮して部屋を出てきたのだ。上半身ヌードでの撮影を了承してもらったのだという。私はまた『はいはい』と思い、聞き流していた。

またまた月日は流れ、NEXT4のブレイクで、男子バレーブームが再びやってきた。雨後の筍のように男子バレー本が出版され、そのいくつかに私も関わった。長くお世話になっているスポーツ総合誌からも本が出て、編集担当者は「できれば石川(祐希)くんのヌードはほしいですね!」と熱っぽく語っていた。私は…「またかよ! ていうか、なんでみんなヌードにそこまでこだわるんだよ!」と頭を抱えたくなっていた。

ここまで読んでいただければおわかりのように、私自身は全く男性アスリートのヌードを見たいと思わないのである。ちなみに、上記の編集長も、編集担当者も、カメラマンさんも全員男性だ。だから、そこに何かギャップがあるのではないかと漠然と思ってきたのだ。

(続きはソース先で)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171129-00010001-victory-spo
https://amd.c.yimg.jp/im_siggX0G_jVq1UhISSa48DVbOlA---x600-y900-q90-exp3h-pril/amd/20171129-00010001-victory-000-1-view.jpg
https://amd.c.yimg.jp/im_siggynes7CdrZYxmiWlIIUe3Ow---x805-y900-q90-exp3h-pril/amd/20171129-00010001-victory-001-1-view.jpg