横綱日馬富士関の暴行問題を受け、28日に福岡市内で行われた幕内、十両力士への講話。

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、日本の国技を背負う力士としての自覚を促した。

 講話は冒頭部分のみが報道陣に公開されたが、相撲協会によると、非公開となった部分で八角理事長は
東日本大震災の被災地を慰問して喜ばれたことなどを例に挙げ、「諸君は力士だ。日本の国技といわれる相撲、
日本の伝統文化、そして誇りを背負っている。改めて暴力の根絶を胸に刻み込んでください」と厳しい口調で
訴えたという。

 講話の中では、今回の暴行問題の詳細は説明されなかったというが、執行部の親方からは長崎県大村市で
12月3日に始まる冬巡業についての行動注意があったという。

 協会関係者によると、執行部とのやりとりの中で、相撲協会による調査協力を拒んでいる貴乃花巡業部長(元横綱)が
冬巡業に同行する予定でいることに対し、「貴乃花親方のもとでは巡業に参加したくない」との意見を述べる力士も
いたという。

読売新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171129-00050034-yom-spo
八角理事長の講話を聴くため集まった白鵬関(中央)ら。左は鶴竜関(28日、福岡市博多区で)
https://amd.c.yimg.jp/amd/20171129-00050034-yom-000-6-view.jpg

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