「本当に自分の弟子で良かったと思っていると、私はわかります。理事の地位を守るんだったら、これをしないほうが得です。長いものに巻かれたほうが本人は得。それさえも投げ打っていい」と力を込めた。

 事件の現場となったモンゴル力士会についても「モンゴル会が同郷の人が慰め合う楽しい食事会ならいいですけど」としつつも「度が過ぎると、いろんことが入ってくる。
(貴乃花)親方は土俵の充実、勝負は真剣じゃないといけないという生き方を、私のいた部屋では全部してきました。それを貫き通すためには、まず自分の弟子をそうしないといけない。
孤独に耐えてでも強くなるつもりがあれば孤高であればいいじゃないですか、それが親方の生き方なんです。それを貴ノ岩が守っていればいいこと」とも話した。

 貴乃花親方の行動に賛否両論が出ていることを踏まえ、母としてのコメントを求められると、藤田はしっかりとカメラを見据え、
「12年も会っておりませんけど、いろいろ通して姿を見ては生き方を変えないで頑張っているなと、伝わってきますので、
今回の問題は大変な心労だと思いますけど、私は見ています。身体だけには気を付けて、最後まで貫き通してくださいね」
と目に涙をため、声を震わせてメッセージを送った。