それでも、彼もそうだったんですが、海外の人は夜の方が“超”が付くぐらいノーマルなんです。基本的には前戯もしなくて、キスをした後、すぐに責めてくるといった感じです。こちらはまだまったく準備ができていないし、Pの場合はアソコもとにかく人並み外れていたから、本当に大変でした。そうですね、初体験のときのO先輩の時を思い出すくらいに痛かったです(笑)。
 それに加えて、よく外国人は、体臭がすごいと言われますよね。Pの場合も、すごかったんです。とにかく体を密着させると、鼻が曲がるぐらいの臭いがするんです。お風呂から出てきた時点で、すでに臭うぐらいですからね。彼は、まず香水を全身にかけるんでけど、それでもカバーできていない。ただ、体を拒否したことで傷つけてしまっても困るので、そこは我慢しました。

 それと、欧米人は本当に性に関して奔放なんです。それも、度がすぎるぐらいに。Pもそうだったんですが、その辺りが日本人的には付いていけないものがありました。
 一度、彼とアムステルダムに行ったときのこと。アムステルダムには飾り窓、つまり売春宿が並ぶ地区がありますよね。たまたまその近辺に行くと、ロシア人などの娼婦が、小さな部屋の窓から顔を出して誘ってくるんです。すると彼が、いきなり「一緒に入ってみようよ」と言ってきた。なぜか付き合わされて、宿に入ったこともありました。
 PやSからは、性的にも「自分からもっと積極的に来てくれ」と、いつも言われていたのですが、それを日本の女性に求めるのは無理があると思います。

 また当時は、海外だけではなく、日本人の格闘家さんとも近い関係にありました。一昨年に現役復帰したMさんとか、とにかくストイックなことで有名なKさん、今はパフォーマーなどもしている知的なSさんなどです。
 Mさんと関係があったのは、もちろん彼が結婚する前の話です。今の奥さんとは昔から仲がいいんです。これは大きな声では言えないんですが、Mさん、アソコがけっこう可愛いサイズなんです。それも、私がそれまで見たことがないぐらいに。なので、責められているはずなんですが、よく分からないといった感じでした。あのサイズであれば、例えば、エッチに慣れていない子にはいいのかもしれませんね。
 ただしMさんは、エッチの内容はすごく紳士的で、優しかったんです。「大丈夫? 痛くない?」と、事ある度に気遣ってくれて。心の中で「もっと激しくしても大丈夫」とは思っていましたが、そうした気遣いは嬉しいですよね。
 それでも…彼と結婚したSちゃんはすごいとは思います。毎晩、彼のものを相手にすると思ったら、私の場合は我慢できないかもしれません。確かSちゃんと話した時、そのMさんのサイズのことを話したら、大爆笑していましたよ。

 日本人の格闘系では、6年ほど前に問題を起こしてしまった、柔道のUさんとも関係を持っていた時期がありました。彼も本来は、すごく性格が真っすぐな人で、「俺がメダルを取れたのは、たまたまなんだよ」と自分で言うくらい、腰が低くて謙虚なんです。
 それなのに、別れて半年くらい経ってから、彼のニュースが流れた。本当にビックリして、「Uさんはそういう人じゃないんだけどなぁ」と、周りの人もみんな言ってました。
 Uさんは本当にいい人だし、エッチの方も上手でした。というのも、その時に出すSっぽいところが、私にはたまらないんです。例えば、口にガムテープを巻かれたり、ネクタイで腕をしばってきたり…。相性は抜群だったんですよ。普段は、すごく紳士的なのに、いざ事が始まった途端にSになるギャップは、グッときます。男の人は、そういうところが大事ですよね。普段は物静かな雰囲気でいても、いざとなると豹変するような。
 Uさんについては、過去の汚名を返上するためにも、今後の人生を頑張って欲しいと思っています。