大阪都構想なる、この構想の最も「基本的事実」は、
(事実1)「大阪市の廃止」
(事実2)「大阪市」が所持している権限と財源の一部を「大阪府」に譲り渡す。
というもの。

ところが、これら事実は市民にはほとんど周知さなかった。

大阪市長が開催した「説明会」では、「大阪市が廃止される」という最も基本的な(事実1)は、39回の説明会の中でただの一度も口頭説明されていなかったことが、その後の発話テキスト分析から明らかにされている。

(事実2)については、その事実とは完全に乖離する、過剰に楽観的な財政見通しが繰り返し説明されたことも明らかにされている。