2017.11.17
(写真)
玉鷲(左)は合口のいい高安を送り出した


 ■大相撲九州場所5日目(16日、福岡国際センター)

 「いい誕生日になったよ」。玉鷲がいかにも人の良さそうな笑顔を浮かべた。過去9勝6敗、最近6場所では5勝1敗と“カモ”にしている大関高安を送り出し、33歳の誕生日に3勝2敗と白星を先行させた。

 立ち合い、高安が突っ張って出たが、すっぽ抜け、玉鷲が左から突いて後ろを向かせた。「緊張したけど、体が勝手に反応した」と取り口を振り返り、「高安には自信がある?」と水を向けられると、「そんなことはない。向こうは大関。大関は大関の力がある」とかわした。

 いま話題のモンゴル出身で、スポーツ経験はなく、ホテルマンを目指してモンゴルの大学で勉強していたが、相撲に興味を持ち日本に留学していた姉を頼って来日した変わり種。“独自路線”を歩み、飲み会を開いて日頃から交流しているモンゴル勢とは一線を画している。

 そのため、日馬富士の貴ノ岩に対する暴行問題が起きた10月25日の鳥取市内の飲み会には、出席していない。

 「あの晩は楽しみにしている綾瀬はるかのドラマ(「奥様は、取り扱い注意」)をホテルで見ていた」という。

 殴られた貴ノ岩も“独自路線”派だが、飲み会の会場が母校鳥取城北高の恩師が経営するちゃんこ屋で、欠席はできず災難に遭ったらしい。

 暴行現場は2次会会場だが、居合わせた力士たちは今後事情聴取を受けることになる。玉鷲は難を逃れたわけだ。

     ===== 後略 =====
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