【野球】38歳、元阪神投手の公認会計士が悟った 高卒の元プロ野球選手、引退後の長い16年間
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今年7月、1人の公認会計士が誕生した。難関の公認会計士試験に合格後、今夏、監査法人での2年間の実務を終えて、公認会計士として認可されたのだ。難関とはいえ、公認会計士の合格者数は年間1000人超。
ただ、彼のキャリアはひときわ異色だ。プロ野球、阪神タイガースに1997年ドラフト6位で指名され、投手として在籍した元プロ野球選手なのだ。元プロ野球選手が公認会計士になるのは初の快挙。新たな夢を叶え、第一歩を踏み出した奥村武博氏が、決して平坦ではなかった道のりを語る。
今から4年前の2013年11月。その瞬間、思わず「あった!」と声が出た。公認会計士・監査審査会のサイトに掲載された「平成25年公認会計士試験」の合格者一覧に、自分の受験番号が載っていたからだ。信じられない気持ちで、何度も何度もサイトと受験票の番号を見返した。
プロ野球選手を引退して12年、公認会計士を志してから9年の月日が経っていた。合格がわかった瞬間、うれしさよりも先に湧き上がったのは「ほっとした」という感情。短いとは決して言えない時間で、勉強を続けながら考えたのは、アスリートのセカンドキャリアについてだ。
僕のようなケースが、現役プロ野球選手をはじめとするスポーツ選手がキャリアを形成するうえで、何かのヒントになれたらうれしい。試験合格から4年、今夏から公認会計士として歩み始めたタイミングで、これまでを振り返ってみたい。
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戦力外通告の衝撃
2001年、9月も終わりにさしかかった頃、練習を終えて部屋に戻ると、ふだん鳴ることのない内線が鳴った。
「あぁ、ついに来たか……」。僕が呼び出されたのは阪神タイガースの選手寮「虎風荘」の一室。4年間住んでいたが、ほとんど入ったことのないその部屋には、普段めったに会うことのない球団の編成担当職員が2人静かに座っていた。その顔を見た瞬間、今から僕が何を言い渡されるのか、容易に想像がついた。
「来季は契約しない」。想像していたとおりの言葉が聞こえてきた。自分なりに心の準備をしていたつもりだった。それなのに、実際に受けた衝撃は予想をはるかに上回るものだった。
ほかにも何か話していたような気もするが、頭が真っ白になっていたのだろう。何も覚えていない。こうして、僕のプロ野球選手としてのキャリアはあっけなく終わりを告げた。
その年の秋季キャンプ、僕は背番号が3桁のユニフォームに身を包み打撃投手としてグラウンドに立っていた。プロ野球界を去ってしまうことに未練のあった僕は、球団からの打撃投手の誘いを受けたのだ。
野球ファンでなければ、打撃投手という仕事を知らない人が多いと思う。野手の打撃練習のために投げるのが仕事だ。つまり「打たれる」ために投げるのである。
ついこの間まで現役選手として「打たれない」ために投げていた僕は、この「打たれる」ために投げることをすぐには受け入れられなかった。現役に未練を残しながらという中途半端な状態での転向だったことも影響していたと思う。 頭ではそれを理解していても、無意識に指先に力が入りコースを狙ってしまう。しかも、僕が投げる相手は一軍定着を狙う若手選手がほとんどである。気持ちよく打って首脳陣に調子のよさをアピールし一軍に定着してもらいたい。そう思えば思うほど、余計にコントロールが乱れてしまう。この心の葛藤は打撃投手でいるうちに解消されることはなかった。
モヤモヤを抱えながら打撃投手を務めて1年後の秋、突然球団事務所に呼び出された。そして打撃投手の契約を更新しないことを告げられる。まさかの宣告だった。正直、1年で打撃投手を解雇されるとは思っていなかったのだ。
◆トライアウトが野球人生の区切り
その年の11月、僕は甲子園球場で開催された12球団合同トライアウトに参加した。まだ育成枠のなかった当時、3桁の背番号で参加していたのは僕だけだったのではないか。テストとはいえ、憧れだった甲子園のマウンドで投げられる。自分の野球人生に区切りをつけるのにふさわしい舞台だと思ったのである。
対戦したのは打者3人。最後は三振で締めたと思う。とはいえ、それでどこかの球団から声がかかるほど現実は甘くない。あとになってわかったことだが、実際にこの回のトライアウトで合格者は1人もいなかった。
トライアウトが終わりいよいよ寮の退出期限が近づいてきたある日、部屋で何げなくパチン、パチンと爪を切った。その瞬間、頰を涙が伝っていった。右手の人差し指と中指の爪を、無意識のうちに爪切りで切っていた自分に気づいたのだ。
投手は爪の長さが1ミリでも変わると微妙に指先の感覚が変わり、それがコントロールに大きな影響を与える。爪の割れやすい体質である僕は、高校生の頃から、その2本の指の爪は絶対に爪切りで切らず、ヤスリで整えるようしていた。そのこだわりを忘れてしまうほどに、プロ野球選手ではなくなったことを、いつしか受け入れてしまっている自分がいたことに涙が溢れたのだった。
しかし、落ち込んでばかりはいられない。生活のためには否応なしに次の仕事を探す必要がある。タイガースを退団し無職となった僕が進んだのは、飲食業界だった。現役時代からの馴染みの店の友人と、引退後は一緒にお店をやろうと話していたからだ。引退後に飲食業に転身する先輩が多く、プロ野球選手の引退後の職業としてイメージしやすかったことも理由の1つだと思う。
やるならちゃんとやろうと、友人の経営するバーを手伝いながら、専門学校に通って調理師の免許を取得した。それでも、具体的な将来のビジョンやビジネスプランが自分の中にあったかというと、そうではなかった。
飲食業に飛び込んでみて痛感したのは、プロ野球界での生活がおカネの面で恵まれたものであったこと、自分がいかに社会経験がなく世間知らずかということだった。自分の無力さを日々痛感させられるたび、「俺はこの先どうなってしまうんだろう」という将来への不安ばかりが募っていく。1年余りでバーを辞め、ホテルの調理場に職場を変えてみても将来への不安は解消されないままだった。 >>1
長いし、選手の名前書いてないだろ。
わかりにくいわ。 関西熱視線っていうNHKの関西ローカルのドキュメンタリーで取材されてた人かな? 「プロ野球も公認会計士も中途半端で逃げ出したら、この先もいろいろなことに言い訳をし続ける人生になる。今、あなたに必要なのは何かを成し遂げたという自信。だから絶対にあきらめたらダメ」
いい奥さんじゃないか
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/681230/ 元プロで司法書士は元近鉄の桧山がいるんだよな
弁護士はいないのかな? 投手はたくさんいるから大変だな。
投手はなんとなくプログラマーとかに向いてそうな気もするw これ日本のスポーツ偏重による教育社会経済力低下の問題なんだよね
こういう文武両道成し遂げた人が語ると説得力がある
是非多方面で頑張ってほしい >>17
プロ野球ではたぶんいない。
Jリーグだと少なくとも1人はいる。 元プロ野球選手弁護士はいなかったはず。
元サッカー選手弁護士は八十祐治氏がいる。 来年、根尾がプロに入る 20代で引退するようなら医学部に進む可能性があるから、初めてのプロ野球OBの
医者が誕生するかもしれない 公認会計士って20代じゃなくて取って意味あるんかいな? >>23
大谷ほど活躍できなそうだし、そっちを目指してほしいよね 俺も20年前ニートだった時に
得意の数学を生かして公認会計士の資格とろうかなと思った事がある
だが当時の親友が公認会計士への道はそんな甘いものじゃないと熱く説教してくれた
おお友よ今お前は何をしているのやら >>23
東海大の女子柔道選手も東京五輪後に引退して医学部再受験するとか言ってたな。
優勝賞金1千万円は学費のために貯金するちってコメントしてたよ。 >>24
先のこと考えるとは、戦力外通告を待ち望むのと同義 >>17
桧山は福岡県下の進学校東筑だから頭脳明晰 >>27
足引っ張る友人ってクソだね
試験勉強するのに実生活において、何の弊害があるというのだ? プロスポーツは結果が全てで、ファンが付いているかもあるんだろうな
プロ野球の契約金1億円という聞くが、知らないけど直ぐにお金は
もらえるんか?年棒1500万プラス出来高については薄々わかるが >>30
東筑ってスポーツ推薦あるんだよ
内申点高くないといけないけど推薦で入れるよう担任が調整することはある
それでも他のスポーツ校と違って極端なバカは無理
甲子園出場校の進学校でスポーツ推薦なしは彦根東 親の教育だな。
中学生の頃から宿題もやらず、部活のない日は学校サボるバカもいる。
それを許す親だと最悪な結果に。 >>35
桧山は中学時代偏差値70だったと記事で語っている >>27
そもそも会計学は文系の学問なんだが
試験科目で数学的素養が必要なのは経済学くらいだぞ はじめから公認会計士やればいいやんw
楽して金儲けしようとするから地獄みるんだよ 小さい頃から朝から晩まで野球やってる根性があるんだから
何やったってだいたいできるだろう普通なら
強豪校ならまだしもクソ田舎でもそうやってる連中見るとすごいなと思う
ましてや補欠でもな >>30
福岡の公立ナンバーワンの進学校だっけ?
在日だけど大したもんだね >>44
福岡の公立トップは修猷館
北九州でも一番は小倉、東筑は二番手
福岡市のほうがレベル高い 根性はあるんだから嫁もそこに惹かれて結婚したんだろ
ろくな女じゃなかったらプロ野球選手じゃなくなったらポイだぞ、いい嫁さん見つけたな 高卒でプロ野球引退後、公認会計士。スゴイ。
私など大卒でも簿記つけることさえ、ようできません。 プレーは知らんけど名前だけはなんとなく覚えてた
半端に期待されることもなく終わった選手だから切り替えができたのかもな 野球なんか基本的に遊びだから大人になってまで続けてたら
そりゃ食っていくのは大変だよね。 いま、公認会計士って東芝の粉飾決算問題で公認会計士の会社が見抜けなかたじゃないかな
これからAIになれば見抜けられるかも、昔はいいイメージだった
公認会計士試験に9年で合格したのか素晴らしいな
これからは顧客探しだが良いお客さんを捕まえられるといいね
弁護士さん含めてけっこう困難らしいからなあ どこか ○○商業高校とかのご卒業か?
と言っても野球部じゃあ授業中など
ほとんど寝ていたかもしれないが。
もし授業もまじめに受けて勉強して
基本が分かっているとしたら必死で勉強して
合格の可能性はある。 「根尾は勉強にしても、野球にしても、何をするにしても、完ぺきにこなしたい性格なんです。勉強をやっているから
野球がおろそかになるのは嫌だし、野球をやっているから勉強ができないと思われるのも嫌。
バッティングも、守備も走塁も一切手を抜かない。しっかりとやりたいんですよ。
だから、僕らとしてはパンクしないように見守ってやりながら、彼の気持ちを認めてやらないといけないと思っています」 「いま、勉強は30分くらいしかできていないんですけど、そのおかげもあって集中力が高まっているように感じます。
30分くらいの勉強をするのと同じように練習に励んでいるので、時間が過ぎるのが早く感じるようになってきました。
僕にとって知らなかったことを知ることができる、できなかったことができていくことが嬉しいです。
得意なことは勉強の教科にしても、野球にしても伸ばした方がいいと思って取り組みます。
どうしても分からない所がある時も、理解できる努力をして(苦手を)消していくことが大事なのかなと思います」
30分しか勉強時間がないのか それでも成績が良いと聞くが凄いな プロ野球選手で公認会計士になると
全プロ野球選手を顧客にして税金対策できるからな
これは儲かるでしょ 公認会計士は大組織の監査法人に安定して高収入雇用が保証されているので
早慶などの私立有名大学が学生をバックアップで大量にまとまって受験
中小会計事務所で安月給で修行した上で顧客捕まえて独立してなんぼなのは税理士 この人は監査法人勤務に加えて、元プロ野球選手の会計士ってことで講演の依頼が
多いらしいから前途洋々でしょ >>52
すでに監査法人か会計事務所に勤務しているだろう
なんで幹部でもないのに自分でクライアント見つけないといけないんだ
試験受かっても働いて実務積まないと会計士の資格取れない
だから資格とった時点ですでに就職していることだ
>>58
会計士の仕事は監査業務
税金は税理士 すげぇな。クビからビジョン曖昧なまま飲食行きつつ、今になって公認会計士にまで行き着いたのか。
バイタリティと能力有りすぎだろ
本当人は心が折れてダメになるだけだからね。 やめた後の人生のほうが長いのに何も考えてないとかただのバカだよね 野球はなぜか国で持ち上げるから国技扱いまでされてた。昔の球児は、セカンドキャリアなんか考えなかっただろうね。 でも打撃投手の誘いがあるって事はコントロールを評価はされてるって事だな
投手のプライドからすれば複雑だろうけど
藤浪とか青柳とか野茂じゃ無理だもんな >>62
いい相方を捕まえるのがいかに大事かってことだわな もう優秀なソフトがあるから公認会計士の出番がなくなってしまう現実 会計士はMARCH日東駒専どころか専門学校卒が大量合格してたゴミな時期があったな
その頃の合格じゃね? >>25
元プロ野球選手だから取って仕事か色々きたと記事にあるな 根尾って選手は東大で四番エースか国立医学部入ってからプロ野球選手になった方がいい
直接プロより話題性が上がる 高校野球の試合の途中に、ベンチ入りメンバーの学力テストを実施したらいいと思うよ
その結果を勝ち負けに考慮したら、スポーツばかりやって学力がない人間とか出来ないと思うよ >>76
国立医学部行ってからだとデビューが25歳とかだけど >>76
六大学で弱い東大なんか入ったら劣化するに決まってる
あと医学部生はレベルの低い医学部専門の運動部に入るから体育会は無理 焼きブーには医学部入ったOBもいないのか
サッカーはブラジル代表のキャプテンとかアルゼンチン代表でワールドカップ獲った監督が医者なのに >>1
球威はなかったけど制球力と理想的な投球フォームを買われて6位指名だったな
身体ができてくれば大化けの期待があったが、故障でぽしゃった >何かのヒントになれたらうれしい
ほとんどのやつのヒントにはならんなw
シャビがバルサのユースの若いのに言うように
「お前らのほとんどはプロで成功なんかしないんだから、若いうちから必死に勉強しとけ」ってのが正解 入団したのが暗黒阪神じゃなかったらもう少し
違った野球人生だったのかもね >>12
これは若い奴だけしか取らないから。
独立も難しいし、ある意味地雷踏んだ >>82
そんな地球の裏側の話で俺偉いとドヤ顔されても >>65
手打ちうどんで繁盛してるみたいね。
元木のラーメン屋は店閉めたけどw >>38
プライドが邪魔をして打ちやすい球を投げられず
バッピが続けられない投手は多い
ウナギ獲り職人こと入来祐作もそうよ >>86
メッシ、イブラ、スアレス、ネイマールとか世界最高のタレントが移籍してくるバルサだからな
世界最高の才能ないと下部組織からはトップに上がれないよって環境の話でしょ
阪神なんてせいぜい2Aレベルの外人が来るだけのぬるい競争だし >>50
あんなもんは、見抜けなかったんじゃないよ
忖度して見て見ぬふりをしたんだよ >>71
税理士はPC会計が普及して仕事が減ったけど、
会計監査する公認会計士はどこも忙しい。
でも大手の監査法人はゴールドマンサックスに入社するよりも難しい。
その分待遇もいい、入社3年で年収1000万円超。 >>94
単純にそのままの話。バルサユースのドキュメンタリーで普通にやってる。 >>1
高卒元プロ野球選手が公認会計士になった! (Amazon)
奥村武博は、岐阜県多治見市出身の元プロ野球選手で公認会計士。
血液型はA型。現役を引退している。
1979年7月17日 (38歳) 岐阜県多治見市 身長:188 cm 体重:78 kg ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています