SANKEI DIGITAL INC.2017.11.15 05:02
 2020年東京五輪の男子日本代表が、19年南米選手権(6月、ブラジル)に派遣される可能性があることが14日、分かった。通常はA代表が出場する大会だが、東京五輪でメダル獲得を狙う23歳以下の若きサムライの特別強化プラン。南米王者をかけた大舞台で武者修行する。

<< 下に続く >>

 2020年東京五輪でのメダル獲得を目標に掲げる「森保ジャパン」に、特別強化プランが用意された。日本協会の関係者は「U−23(23歳以下)日本代表を南米選手権に派遣する方向で考えている」と明かした。

 東京五輪の前年に開催される南米選手権は、南米連盟から10カ国の代表が出場。そのほかの大陸の連盟から6カ国が招待され、計16カ国で開催される予定。初の北米開催となった昨年の米国大会は、チリが決勝でFWメッシ(バルセロナ)を擁するアルゼンチンを下し、2連覇を遂げた。

 日本は2011年、15年大会にも招待を受けたが、日程や選手招集の調整が難航し、断念したことがある。19年ブラジル大会も出場の打診を受けており、協会側は1月にアジア杯を戦うA代表ではなく、自国開催の五輪で予選がなく、真剣勝負の少ない「森保ジャパン」を派遣する方向という。

 日本が出場すれば、1999年にトルシエ監督が率いて出場したパラグアイ大会以来2度目(結果は1分け2敗で1次リーグ敗退)。若きサムライが南米の猛者にもまれて、東京五輪での活躍につなげる。

http://www.sanspo.com/smp/soccer/news/20171115/jpn17111505020001-s.html