将棋好きの記者が「将棋」をクリックしてみると、羽生善治棋聖と三浦弘行九段のA級順位戦の対局が生放送中だった。プロ棋士と女流棋士による解説付きで、朝9時30分から終局まで丸一日、ノンストップで中継するという。

 ホームページに辿り着いてから動画の視聴までわずか3クリック、会員登録や料金の支払いを求められることもなく視聴できた。仕事も忘れて、ついつい「次の一手」に見入ってしまう記者だった。

◆大河も朝ドラも

 懐かしのドラマや名作映画がいつでも簡単に観られるのもネットテレビの魅力だ。

「ネットテレビで視聴できるドラマや映画の本数は、ゆうに10万本を超えます。レンタルビデオ店では扱っていないような、古くて珍しい作品もネットテレビなら視聴が可能です」(ITジャーナリストの新田ヒカル氏)

 例えば、NHK大河ドラマは、『赤穂浪士』、『太閤記』、『独眼竜政宗』、『竜馬がゆく』など人気が高いものを中心に30作以上を観ることができる。

「NHKが運営する『NHKオンデマンド』では、大河ドラマのほか『おしん』や『花子とアン』などの朝の連続テレビ小説も視聴可能です。もちろん、現在放送中の『わろてんか』も観られる」(前出・新田氏)

 NHK以外のドラマは、民放各局が運営するネットテレビで楽しむことができる。例えば、『北の国から』なら『フジテレビオンデマンド』、『必殺仕事人』なら『テレ朝動画』といった具合だ。

 映画のラインアップはドラマ以上に充実している。『Netflix』『Amazonプライム・ビデオ』などは、1950年代の古い作品から今年公開されたばかりの映画まで、洋画邦画問わず数多く取り扱っている。
『男はつらいよ』シリーズのほか、『極道の妻たち』『仁義なき戦い』など、“往年の名作”がカバーされている。

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