◆ イチロー、上原の来季は? 去就注目の名手たち

様々な選手の去就が気になるストーブリーグ。今年はどんな大型契約が飛び出すのか注目を集めるが、ベテラン選手にとっては現役を続行するか、一線を退くか、人生の大きな決断を迫られる時期でもある。
今オフも、本人の意思とは裏腹にいろいろな憶測が飛び交っているが、今月7日(日本時間8日)には引退が噂されていたドジャースのグランダーソン外野手が来季も現役続行希望を発表した。

 そんな中、米テレビ局「CBSスポーツ」公式サイトでは、「今季引退するかもしれないメジャー選手」を予想。そのメンバーで構成したチームは、実に豪華なラインナップが出揃っている。豪華メンバーの中には、イチロー外野手(マーリンズFA)、上原浩治投手(カブスFA)の名前も挙がっている。

 マーリンズが来季契約延長をしなかったイチローは、地元紙に「最低でも50歳」まで現役を続けると表明しているが、記事では“レジェンド”の意思を無視して強制選出。44歳で来季を迎えるベテランについて「NPBの安打数を入れれば、ピート・ローズを超えるが、入れなければ、ローズに到底及ばない。個人的な目標がなければ、未来の殿堂選手にとって、これが終焉かもしれない」と選出理由を挙げた。

 また、救援として選ばれた上原については、9月2日以降は登板がなかったことを指摘。「メジャー10年を公言しているが、複数の報道によれば、MLBはこれでおしまいかもしれない」としながら、「2013年のレッドソックス世界一達成時には、頼れるクローザーとして大活躍した」と称えた。

 これまで輝かしい成績を収めてきた両選手。今季も、イチローは限られた出番の中で、上原はコンディション不良に苦しみながらも、多くの見せ場を作ってきた。イチローは現在44歳、上原は42歳となったが、現役への闘志はいまだ衰えを見せない。両選手が来季をどのような形で迎えるのか。2018年シーズンもメジャーの舞台で輝きを放つ姿に期待したい。

 今回掲載された選手は以下の通り。

〇野手
捕手 カルロス・ルイス(マリナーズ)
一塁 マイク・ナポリ(レンジャーズ)
二塁 チェース・アトリー(ドジャース)
三塁 デービッド・ライト(メッツ)
遊撃 スティーブン・ドリュー(ナショナルズ)
外野 カルロス・ベルトラン(アストロズ)
外野 イチロー(マーリンズ)
外野 ホセ・バティスタ(ブルージェイズ)

〇投手
先発 ジョン・ラッキー(カブス)
先発 バートロ・コローン(ツインズ)
先発 RA・ディッキー(ブレーブス)
救援 上原浩治(カブス)
救援 ホアキン・ベノワ(パイレーツ)

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