高嶋哲夫が2001年に発表した小説「都庁爆破!」を基にしたSPドラマが1月にTBSで放送されることが発表された。
長谷川博己、吉川晃司、リリー・フランキー、寺島しのぶ、渡部篤郎らが出演する同ドラマには、寺島演じる強い女性政治家像を打ち出した人気政治家で都民第一の都知事“大池由紀子”が登場する。

 「もし、東京でテロが起きてしまったら?」「大切な人が巻き込まれてしまったら?」を描く本作。クリスマスイブに都庁が突然火を噴き、展望台にいた客がテロリストたちに人質に取られる。都庁を爆破したテロ組織IF(アイエフ)は日本政府に要求を突きつけるが、その対応を巡って政府と東京都は対立する。タイムリミットが迫る中、家族を人質にされた一人の男が妻と娘を助けるためにテロ組織に立ち向かっていくというストーリーだ。

 元自衛官でテロ組織に挑んでいく本郷裕二役を務めるのは映画『シン・ゴジラ』で内閣官房副長官の矢口蘭堂にふんしていた長谷川。「目を背けたくなる現実を前にした時、人々はどういう選択をするのか? 決して他人事ではないこの悪夢は、視聴者の皆様にも問いかける作品になるのでは」と見どころを紹介。

 大池都知事役の寺島は「性別に関係なくリーダーになるということは大変な責任があることなのだと実感しました」と撮影を振り返り、「お正月から危機的なドラマですが、そこの裏にある人間それぞれの模様を視聴者の方に読み取っていただけると幸いです」とメッセージを送っている。

 吉川は本郷の友人で米国国防総省の担当次官・ケイン高村役。「このドラマは、国の舵を取る方たちにぜひ見ていただきたいですね」とコメントし、「こういう世の中ですから、みなさんがスカッとするようなドラマになるといいなと思っています」と語っている。

 渡部の役どころは狂信的な支持者を集めるテロリストで、国際的なテロリスト集団IFの中心人物エム。リリーは政治家一族に生まれ、都民人気におされた都知事の強硬姿勢に辟易(へきえき)しており、テロ対策の主導権を自ら握ろうとする内閣総理大臣・御園朔太郎を演じる。(編集部・海江田宗)

新春ドラマスペシャル「都庁爆破!」は2018年1月2日よる9時よりTBS系で放送

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