大谷が2019年“凱旋登板”へ…MLBが日本での開幕戦開催計画
11/13(月) 5:03配信
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室内練習場でバットを振り込んだ大谷は、流れる大粒の汗を拭う(カメラ・中島 傑)

 来季からの米大リーグ挑戦を表明した日本ハム・大谷翔平投手(23)が移籍したチームが、日本で2019年のレギュラーシーズン開幕戦を開催するプランがあることが12日、分かった。
実現すれば、MLBの球団が開幕戦を日本で行うのは2012年のマリナーズ―アスレチックス戦以来、実に7年ぶり。1年間メジャーで活躍した二刀流が日本のファンの前で凱旋登板する姿を見られるかもしれない。

 11日にメジャー挑戦を正式表明したばかりの大谷に、早くも凱旋プランが浮上した。今オフに移籍したメジャー球団が、19年のレギュラーシーズン開幕戦を日本で行うというものだ。
ある大リーグ関係者は「大谷選手のメジャー移籍が実現したら、その移籍したチームに19年の開幕戦を日本で行うよう要請するつもりです」と打ち明けた。

その通りに事が運べば、イチロー外野手(マーリンズからFA)が所属したマリナーズとアスレチックスが開幕戦を行った12年以来、7年ぶりとなる。

 ポスティングシステムが日米間で改定交渉中という中で飛び出した仰天プラン。日本での“最終戦”となった10月9日の楽天戦(コボパーク)では4打数無安打だった。これが見納めとばかりに涙を流すファンもいたが、
この“大谷ロス”も1年で解消される夢のような話だ。仮に移籍1年目の来季、メジャーで投手として結果を残せば、「開幕投手・大谷」の全力投球を目撃できる歴史的な試合になるかもしれない。

 MLBは今夏、16年末に締結された新労使協定を各球団へ通達した。大リーグ関係者によると、その中に19年は日本で開幕戦の開催を推し進める案が明記されているという。さらには18、20年のシーズン終了後にはMLB選抜による日米野球も計画されている。

 MLBとしては野球の認知度を高め、よりグローバル化を促進する狙いがある。その選択肢の一つとしての日本開催。現在、どの球団の開幕戦が来日するかは不透明だ。
しかし、大谷は日米で“旬”の存在。所属する球団が筆頭候補となるのは自然の流れとなりそうだ。大リーグ関係者は「大谷選手を通じて、より大リーグの魅力を伝え、興味を持っていただけたら」と話した。

 メジャーの全30球団が獲得に興味を示しているとされ、すでにドジャース、レンジャーズ、ダイヤモンドバックスなどが公の場で獲得合戦に参戦することを表明。
「野球をやる以上は一番になりたいと思うのが普通」と決意を明かしているOHTANIの動向は、日本のみならず、米国内でも常に注目の的。まだ移籍前ながら、MLBの期待は大きく膨らんでいる。