あの『ターミネーター』の新作が来年3月にクランクイン。メガヒットした『ターミネーター2』の正統続編になるという。
主演はもちろん、アーノルド・シュワルツェネッガー!
カリフォルニア州知事を経ての俳優復帰後はヒットに恵まれず、私生活でも隠し子騒動を始めゴタゴタ続き。70歳でのアクション復帰は、往年の輝きを取り戻せるか気になるところである。

80〜90年代にかけての活躍は凄かった! アクション映画花盛りだったあの時代、シルベスター・スタローンと並ぶ2大横綱として一世を風靡したが、日本における活躍ぶりは確実にスタローン以上。
特に、CMで見せたコミカルな一面でお茶の間の圧倒的支持を集めている。

殺傷能力高すぎだった80年代のシュワちゃん

82年の『コナン・ザ・グレート』で表舞台に立ち、85年『ターミネーター』の大ヒットでトップスターの仲間入りを果たしたシュワルツェネッガー。
以降、86年『コマンドー』『ゴリラ』、87年『プレデター』、90年『トータル・リコール』などなど、演じるのは寡黙で最強の男が基本。
人間離れした殺人兵器的なキャラクターで、アクション映画の黄金時代を牽引していく。

鍛え上げた筋肉美! 圧倒的な力! ゴッツい重火器をフル装備して、ところ構わず大爆発!
中高生男子の心はがっちりキャッチされまくりである。

コメディにも果敢にチャレンジ! 少年ジャンプの表紙も飾った!

しかし、それゆえにターゲットは限られていたのも事実だったその流れを断ち切るように、80年代後半からはコメディ映画にもチャレンジ。
89年『ツインズ』91年『キンダーガートン・コップ』などで、新たな一面を披露する。(※すべて日本公開年での表記)

91年夏には、その『キンダーガートン・コップ』のプロモーションのため来日し、多くのメディアに一斉登場したが、筆者が驚いたのが少年ジャンプの表紙になったこと。
シュワちゃんが、漫☆画太郎先生の不条理ギャグ漫画『珍遊記』の主人公とともに表紙を飾ったのだ。しかも、「ジャンプGAGキング」の名誉審査員まで務めるサービスぶり。

そこにコワモテ殺人兵器の面影はない。
このころ、日本市場を強く意識していたようでCMにも数多く出演中。すでにシュワちゃん人気が爆発する中での珍事だった。

カップヌードルのCM「やかん体操」でお茶の間の人気者に

この時点ですでに「シュワちゃん」の愛称で呼ばれているが、これは映画解説者の淀川長治氏が命名したもの。この親しみやすい呼び名も、日本で人気を集める大きなポイントだったと思う。

CMでの最初のブレイクは90年の日清食品『カップヌードル』になるだろう。
筋骨隆々のシュワちゃんがリズムに合わせて無言でやかんを振り回す、「やかん体操」といわれるあのCMである。
キャッチコピー「ちからこぶる。」もよくよく考えると意味不明だが、このCMとのマッチ具合がハンパない。
この絶大なインパクトをお茶の間は支持、振り付けを指導したラッキィ池田ともどもブレイクし、映画を観なかった層にも認知は拡大していく

https://www.excite.co.jp/News/90s/20171105/E1509416022970.html
90s チョベリー 2017年11月5日 11時00分

https://www.youtube.com/watch?v=PhFy62G-G9U
ターミネーターBGM

https://www.youtube.com/watch?v=dQT43_eOP-Q
淀川長治 解説 コマンドー

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