浦和のアジアチャンピオンズリーグ決勝第1戦アルヒラル戦(18日、リヤド)に約240人ものサポーターが駆け付けることが10日、判明した。観光ビザがなく、ビザ取得が困難なサウジアラビアに240人の日本人が一度に入国するのは極めて異例。外務省関係者も「聞いたことのないレベル」と話しているという。

 プロジェクトはまだACL決勝進出が決まる前の9月末に始動した。あらかじめ、クラブ側がサウジアラビア遠征への参加希望者を募り、早急にビザ取得できるよう手続きを開始。浦和の特命事項担当者が、外務省、サウジアラビア政府にも働きかけ、協力を得ることに成功した。選手らには特例の“政府ビザ”が発給されたという。

 9月にサウジアラビアのジッダで開催された日本代表のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で駆け付けた日本人サポーターは約50人。今回は5倍規模で約40人の女性サポーターも参加予定。サウジアラビアでは地元女性がスタジアムに観戦に訪れることがないため、浦和では女性スタッフを派遣し女性トイレの準備などさまざまなサポートに当たる方針だ。

 選手側の準備も着々と進んでいる。10日の練習は午後3時開始、12日の練習は異例の午後6時開始に設定した。サウジアラビアとの時差はマイナス6時間。異例のナイター練習についてクラブ関係者は「時差調整の意味があります」と説明した。14日からはUAEドバイで事前合宿を始動し、暑熱対策も本格化させる。試合2日前の16日に決戦の地リヤドに入る

11/11(土) 9:15配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171111-00000080-spnannex-socc