2017.11.11
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/217396
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小池知事の発言でトバッチリ?(C)日刊ゲンダイ
「先ほどから何度も『性格ブス』と言われていますが、自分にないものを出しながら一生懸命演じました」とは、女優の桐谷美玲(27)。
主演映画「リベンジgirl」(12月23日公開、三木康一郎監督)のクランクアップ会見に9日出席し、素の自分とはかけ離れた役柄を演じた苦労を語ったのである。
同作の役どころは、東大首席でミスキャングランプリの栄冠を手にした才色兼備女子。自信たっぷりで目立ちたがり屋という“性格ブス”が玉にキズだ。
男に振られた腹いせに出馬し、総理大臣を目指すというブッ飛んだストーリーだが、あれれ。
選挙に出馬するヒロインといえば、放送中の篠原涼子(44)主演ドラマ「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜」(フジテレビ系、月曜21時)も同じような設定だ。
もっとも、月9の方は市議会議員で映画よりこぢんまりとしたスケール。視聴率も小さくまとまっていて、直近の第3話まで1ケタ台の低空飛行を続けている。
本来なら軌道修正を図りたいところだが、「撮影に加え、打ち上げまで終了している」(ドラマ関係者)というから打つ手なしか。一方の「リベンジgirl」は、これからが勝負。
先月行われた衆院選中には選挙カーの上に乗っての演説シーンを撮影し、通行人からどこの党から出ているのかと尋ねられる一幕もあったという。
これまでも社長や起業家を目指す立身出世のストーリーはあったが、政界進出モノは珍しい。
これもひとえに女性の社会進出が叫ばれる時代の流れだが、コラムニストの桧山珠美氏は「ひとつ、悔やまれることがある」と続ける。
「現実の世界では、小池百合子東京都知事が女性政治家の希望の象徴でしたが、『排除』のひと言もあって過去の話になってしまった。
もしも小池人気が継続していれば、ヒロインの出馬ものにも追い風になっていたかもしれませんね」
小池知事の失墜がなければ完璧だったのに。