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(続き)

問題のアカウントは、疑惑を全否定

 こうした疑いの中で、問題のアカウントが過去に井口さんの容姿や性格を絶賛したり、井口さんをグランプリに選ばなかったミスコン運営を批判したりする内容のツイートを複数回にわたって投稿していたことも明るみに。ツイッターやネット掲示板で騒ぎとなった。

 だが、井口さんによる「自演」が疑われたアカウントは、ネット上の疑惑を全否定。自分は鳥取に住む女子高生で、井口さんとは「別人」などと主張していた。そのほか、「アクティビティの件は本当に訳がわからないとしか言いようがありません」との投稿もあった。

 自演疑惑の発端となったアカウントはすでに削除されているが、複数のネットユーザーが撮影していたキャプチャ画像や、ウェブ上に残ったアーカイブなどの情報から、一連のツイートの存在が確認できる。

 また、今回の自演疑惑との関連は不明だが、井口さん本人のアカウントでは7日昼、「おゆこのむねぬみつのちむのぬわ」という意味不明なひらがなの羅列が投稿される出来事が。井口さんはその後、

  「先ほどのツイートは端末の不具合だったようです。ご迷惑おかけして、申し訳ございません」

と謝罪。その上で、「もしかしたら関係者以外の方がアカウントに入ってしまったのかもしれません」とも説明していた。

ミスコン運営側「不正ログインの可能性」

 その後、井口さんの自演疑惑が広まったことを受けてか、ミスコンを主催した「ミス・ミスター青山コンテスト」公式アカウントは7日深夜、

  「井口綾子のTwitterですが、不正にログインされた可能性があり、本人の意思とは異なるツイートがされております。多くの方にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」

とツイート。井口さん本人のアカウントでも、直後に同様の説明が投稿された。

 さらに、上述した青山学院のミスコン公式アカウントは翌8日にも、

  「井口綾子を誹謗中傷するような内容のコメントが SNS 上に溢れておりますが、井口綾子がそのような事をした事実はございません」

と改めて一連の疑惑を否定。その上で、運営側でもこの件に関する調査を行うとして、「事実が判明しましたら改めてご報告させていただきます」とも告知していた。

 なお、J-CASTニュースは9日、ミスコンを主催した青山学院大学広告研究会に対し、(1)井口さんに関する疑惑を「事実ではない」と否定した根拠は何なのか(2)今後、どのような調査を行うつもりか――などを取材したが、同日19時までに返答はなかった。

 また、井口さん本人に対しても、ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)を通じて取材を依頼したが、こちらも19時までに返信はなかった。

(終わり)