阪神は6日、四藤慶一郎球団社長(57)が退任し、新たに揚塩(あげしお)健治氏(57)が
球団社長に就く球団役員人事を発表した。同日開かれた球団取締役会で承認された。人事は
12月1日付。

 他に高野栄一球団本部長(54)も退団するなど、常勤の球団役員4人が退く、異例の大幅刷新で、
就任3年目の来季、優勝を目指す金本知憲監督(49)体制を支える。

 新球団社長の揚塩氏は1960(昭和35)年1月生まれ。大阪府大経済学部卒業後の83年4月、
阪神電鉄入社。2001年7月、第25代となる甲子園球場長に就任。「平成の大改修」と呼ばれる
リニューアル工事に立ち会った。2009年4月、阪神球団常務に就き、11年4月まで営業を担当。
ファンや地域社会との「夢」と「絆」をテーマとした「ドリームリンク・プロジェクト」を立ち上げた。
その後、阪神不動産社長(現任)、阪急阪神ビルマネジメント副社長(現任)を務めた。球団には
6年ぶりの復帰となる。

 甲子園の球団事務所で会見した揚塩次期社長は「甲子園球場長時代の2003年、05年と
甲子園球場で優勝に立ち会えた。来年で13年、優勝から遠ざかっていることになる。ファンの皆さまが
待ち焦がれている優勝を成し遂げるため、身を粉にして力を尽くしていきたい」と所信表明を行った。

 また、谷本修球団常務(53)が新設の球団副社長に昇任。球団本部長を兼務する。球団取締役に
昇任する嶌村聡球団副本部長と戦力補強など編成部門を担当する。

スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171106-00000129-spnannex-base
ガッチリと握手を交わす四藤慶一郎前球団社長(左)と
揚塩健治新球団社長=阪神球団事務所(撮影・持木克友)
https://amd.c.yimg.jp/im_siggaZw.JZ8u_.2aTC8di0.YTQ---x900-y732-q90-exp3h-pril/amd/20171106-00000095-dal-000-2-view.jpg