サッカーJ1東京は1日、ユース所属のFW久保建英(16)とMF平川怜(17)がトップチームに昇格したと発表した。
かつて名門バルセロナの下部組織に所属し実力を認められた久保は、「プロサッカー選手として活動できることをうれしく思います」とコメント。

最速でアウェーの鳥栖戦(18日)でのデビューが可能になった。

ちなみにJ1でプロ契約を締結した選手は、450分以上出場すると「A契約」というランクになり、基本報酬は年額460万円以上。
初めてA契約を締結したシーズンは、その基本報酬が年額670万円を超えてはならないという規約もある。

しかし、ボーナスは別で「逸脱しない範囲で設定しなければならない」とされている。

一方、一向に消えないのが「FC東京に任せて大丈夫か?」と疑問視する声だ。
久保は今年、U−20(20歳以下)、U−17の両ワールドカップ(W杯)に出場したが、体力不足を露呈。
「FC東京に入ってから“普通の選手”になっちゃった」(日本協会関係者)という評価もある。

今季の東京は川崎から元日本代表FW大久保、広島からFWウタカを獲得し、優勝候補に挙げる評論家も多かったが、
ふたを開けてみれば1日現在11位に低迷。チーム総得点はわずか35。大久保も7ゴールしか挙げていない。

そもそも東京は選手育成にこれといった実績がない。逆に2004年アテネ五輪当時、
高校生としてただひとり代表入りしたFW平山も、鳴かず飛ばずで今季から仙台へ完全移籍した。

久保に関しては「日本協会が預かって強化育成すべき」との声がJリーグ関係者の中からも挙がっている。
東京五輪の「10番」の筆頭候補でもある久保にとっては前途多難のプロデビューだ。

夕刊フジ / 2017年11月4日 17時6分
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