0001砂漠のマスカレード ★
2017/11/04(土) 20:25:04.32ID:CAP_USER9最初に目についたのはプロ3年目・鈴木優のブルペンでの投球だった。
1年前の同じブルペンではひ弱に見えた姿が見違えた。何よりストレートの迫力が変わっていた。
もう一つ、目を引いたのが右膝に巻かれていたテーピングのようなものだった。
どうやら右膝が曲がらないように固定する器具のよう。
少しぎこちない動きだったが、力強いボールがミットに投げ込まれていった。
見守った福良監督も「ボールの力が出てきた。面白いね」と好印象を持ったようだ。
鈴木優に話を聞いた。
「右膝が折れるクセがあったんです。それを矯正するために小林宏(2軍投手コーチ)さんに教えてもらって、ギプスを付けるようになりました。
練習の時は必ず付けてから何球か投げて。それから外して投球するようにしています。これ、阪神の藤川さんも付けてたんです」
今年、このギプスを装着するようになって、ストレートのMAXは5キロアップの152キロまで上がった。
平均でも150キロ近くをマークするようになり、打者を力で抑えられるようになったという。
発案者の小林コーチは「酒井(育成コーチ)さんとあの膝をなんとかしたいと話していて、現役時代のことを思い出した。
僕も膝が折れるクセがあって、そのときに当時の山口高志コーチにあの器具で直してもらったことがあったから」と話す。
すぐに山口氏に連絡を取ったが、手元に器具はなかった。ならばと自腹で取り寄せたという。
「うまくいくかどうかも分からない。だからアイツに払わせるわけにはいかないから」
結果的に成功といえる器具装着。だが、小林コーチはまだまだだという。
「ボールの力は出てきたけどコントロールがまだ。ボールを操れていない。あれじゃ1軍じゃ通用しない」と手厳しい。
もちろん鈴木優も現状に納得してはいない。「今年は1軍で見てもらう機会がなかったからとにかくアピールするだけです」と必死を強調した。
都立雪谷高校出身。来季1軍で活躍することになれば、都立の星として注目を浴びることになるだろう。
その裏に本気で選手の将来を考え、知恵を絞るコーチの存在があることをあらためて知った思いがした。
ちなみに鈴木優はギプスが小林コーチの自腹で購入したモノであることはいまだに知らない
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171104-00000040-dal-base
11/4(土) 11:00配信
http://10th.pop.co.jp/images/thumb/2015-10-261.jpg
http://npb.jp/bis/players/81985130.html
成績