パチューカMF本田圭佑(31)が4日、ツイッターで「ミス」について、次のようにつぶやいた。

 「『ミスをするな』と言えば高確率でミスをするように人の脳はできてる。

 ミスを意識させるのではなくて、どうやったら上手くできるかを意識させることができれば、自ずとミスは減る。

 それを理解してる指導者が世界にはどれだけ少ないことか」(原文ママ)

 いつも通り、突然のツイート。なぜ、こうつぶやいたか、なぜ、このタイミングなのかは謎のままだ。

 ただ、これがただの思いつきでないことは分かる。本田は人間の脳の働きや、AI(人工知能)に興味を持ち、自分なりに学んでいる。

 加えて、世界に広く展開する自身のサッカースクールのため、指導の哲学を持って、その指導者たちに定期的に指導もしている。

 ひとりの選手の意見ではあるが、これらの知識や経験に裏打ちされたつぶやきでもある。

 10月、11月と2度連続、日本代表の招集から外れている。今回、ブラジル、ベルギーと対戦する日本代表メンバーには経験のない選手が多い。

 日ごろから、若手が首脳陣の指示にがんじがらめになり、自由に伸び伸びとプレーできていないことを気にしていた。もしかしたら、招集された新顔に向けられたつぶやきなのかもしれない。

 いずれにしても、サッカーに限らず、多くの人たちへのメッセージにもなるはずだ。


11/4(土) 12:07配信  日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171104-00044814-nksports-socc

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