メキシコリーグ前期(29日=日本時間30日、トレオンほか)パチューカの元日本代表FW本田圭佑(31)は2−2で引き分けたサントス・ラグナ戦で終盤までプレーし、1−0の前半40分に得点した。公式戦2戦連発でリーグ戦3点目。31日には11月に欧州でブラジル、ベルギーと対戦する日本代表のメンバー発表を控える。10月に落選した本田が好調さを武器に復帰を果たすのか。

 右FWで先発し、1点リードの前半40分だ。本田は最前線で味方がボールを受けるのを見ると、中央を駆け上がってパスを引き出した。気負わず左隅を狙い、浮き球のシュートを決めた。

 得点後は駆け寄るチームメートと抱擁し、喜びに浸った。2得点を挙げた25日のカップ戦に続き、公式戦2試合連続となる通算5ゴール目。リーグ戦では4試合ぶり3点目だ。

 長短の効果的なパスで得点機を何度も演出し、チャンスメーカーとしても本領発揮。試合後は報道陣の呼びかけに少し振り向き、軽く手をあげてバスに乗り込んだ。アロンソ監督は「見れば分かる通り、今日の試合と(加入した)最初の頃とでは大きな違いがある」と復調を喜ぶ。

 もっとも日本代表では10月の親善試合への招集を見送られ、存在感は薄いまま。11月にブラジル、ベルギーと欧州で対戦するメンバーは31日発表される。これだけアピールしても呼ばれなければ、3度目のW杯出場は苦しくなる。

10/31(火) 7:00配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171031-00000022-sanspo-socc