2017年10月31日5時0分 スポーツ報知

石原さとみ、4年ぶり主演舞台で“小説ガール”初挑戦

 女優の石原さとみ(30)が、約4年ぶりの主演舞台「密やかな結晶」(来年2月2〜25日、東京芸術劇場 プレイハウス)で小説家役に初挑戦することが30日、分かった。

 「博士の愛した数式」で知られる作家・小川洋子氏の小説を初舞台化。映画「愛を乞うひと」の脚本を手掛けた鄭義信氏が今作の脚本・演出を担当する。昨日まで存在した物が記憶とともに消滅する島に住む物静かで心優しい小説家・わたし(石原)が、秘密警察の記憶狩りが激化する中で苦労や葛藤をしながら成長するダークファンタジー。

 近年、ドラマや映画を中心に活躍する石原は、13年末の「ピグマリオン」以来の主演舞台に、「ここ何年もずっと舞台への思いを強く持っていた」。今年3月に原作を読んで舞台化を直訴。念願がかない「特に思い入れが強く、今はただ実現していく高揚感に浸っています」と胸を躍らせている。

 昨年は日テレ系「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」で出版社の校閲部女性を演じて話題を呼んだが、今度は“小説ガール”。記憶が消える恐怖や大切な人を忘れたくない感情表現が要求される難役に、「舞台上でどう感じられるのか今から楽しみで仕方ありません」。30代初の舞台で一皮むけた演技に挑む。

 共演は村上虹郎(20)、鈴木浩介(42)、山内圭哉(46)ら。


http://www.hochi.co.jp/photo/20171030/20171030-OHT1I50169-L.jpg
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171030-OHT1T50242.html