文=編集部2017.10.27

 元KAT−TUNメンバーでジャニーズ事務所から独立した歌手の赤西仁が17日、3年10カ月ぶりにメジャーデビューすることが各メディアで報じられた。自身が主宰する個人レーベル「Go Good Records」がユニバーサルミュージックと業務提携し、その第1弾として12月12日にアルバム『Blessed(ブレッシド)』がリリースされる。

 これまで、ジャニーズからの独立は芸能界にいられなくなることを意味するともいわれてきただけに、想定外の展開にジャニーズ内部がザワついているという。スポーツ紙関係者は言う。

「もっともザワついているのは、ジャニーズJr.です。今春、ジャニー喜多川社長が採算が取れないことを理由に、今後はJr.のCDデビューは打ち止めにすると宣言したと一部で報じられましたが、どうやら本当のようです。将来、スターを目指していた少年たちは、不安や不満を抱えています。そんななかで、黒木メイサとの結婚を事務所に事後報告するというご法度を犯し、クビ同然のかたちでジャニーズを退社した赤西さんは、独立当初はこのまま消えることは間違いないとみられていましたが、着々と活動の幅を広げています。今回のメジャーデビューも、民放テレビ各社が大々的に報じています。

 最近では、元SMAPメンバーで退社したばかりの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾も一挙手一投足が報じられるたびに話題を呼ぶほど活躍しており、そんな先輩たちの姿に感化される子たちが増えているようです。特に、赤西さんのレーベルは元ジャニーズ事務所の社員だったということもあって、伝手を求めている子もいるそうです」

 そんな先輩たちの背中を見て共鳴しているタレントといえば、9月いっぱいで活動休止に入ったタッキー&翼が代表的。ジャニーズの内情をよく知る週刊誌関係者はいう。
2/2ページ 「今井翼はSMAPをとても尊敬し、慕っていました。元SMAPマネージャーで香取らが所属する新事務所CULEN(カレン)代表でもある飯島三智さんに対し、メリー喜多川副社長が週刊誌の取材でSMAPについて暴言を吐いたことで、事務所に対する不信感が大きくなったようです。逆に滝沢秀明さんは、事務所に迎合する優等生。事務所を辞めて飯島さんに付いていった3人のことを小バカにしていたそうですから。それが原因で今井さんと滝沢さんの間に大きな亀裂ができてしまったようです。現状は一時活動休止ですが、今井さんが退所する可能性も十分あるとみられています。ほかにも、山下智久をはじめ事務所を辞めたがっているメンバーはいますから、次々にCULEN移籍希望者が出てくる可能性はあります」
 香取ら3人のファンクラブですでに6億円近い収入を得たとも報じられており、その他も合わせればCULENは十分にやっていける収入を得られる目算がついているともいわれている。赤西もジャニーズ時代の2011年に世界メジャーのワーナー・ミュージックから全米デビュー。退社後はもちろん契約は終了しているが、今回のアルバムではジャスティン・ビーバーも手掛けた大物プロデューサーチームからも楽曲提供を受けるなど、むしろ自分がやりたかったこと、目指していたことを具現化している。

 アイドルの自由に生きる姿がファンを引き付ける時代なら、時代遅れの事務所にいるより、独立願望を持つジャニタレが増えるのは必然といえよう。
(文=編集部)

http://biz-journal.jp/i/2017/10/post_21130_entry.html