>>185
至極真っ当な意見だと思う。
よく民主主義は数だと言うが、厳密には代議制による議論が重要。
なぜ多数派が正しいと考えるか、それは理性を重視し、利害を重視するから。
人間は多様であるために利害が異なり、心情も異なり、対立が生まれる。
だからこそ小さな地区、大きな地区で代議制を置くことで多数派が少数派を潰すのを防ぐ。
多数派だから何をしても良いと考えるのはトクヴィルが注意した多数派の専制であり暴力である。
だからこそ中間団体や国民道徳としての宗教を重視した。
なにより、多数が正しいとは限らず少数者保護は可哀そうだからではなく
何が正しいか分からないから慎重に議論を進め、少数派の意見を聞くことが民主政治の前提であるはず。