10月21日に放送された連続ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第2話が、平均視聴率7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と初回の10.1%から急落したことが話題になっている。
「嵐は嵐ファンにしか人気がない」などと人気低下を指摘する声も多く、業界内で「嵐不要論」が噴出するほどの事態に発展している。

■期待作の大爆死で…「嵐不要論」が局内で噴出

同作は教育現場をまったく知らない35歳のエリート商社マン・鳴海涼介(櫻井翔・35)が、定員割れギリギリの私立高校に校長として送り込まれ、学校再建のために奮闘する姿を描く。
第2話は、鳴海が保健室の先生・沙織(井川遥・41)から保健室登校を繰り返している生徒のケアを担任教師・及川(木下ほうか・53)に指示するが、
及川はまったく取り合わない。その生徒の悩みには、学校内の大きな問題が隠されていた……という展開だった。

「スクールカースト」問題に切り込んだ内容だったが、視聴率は二桁を獲得した初回に比べて大幅ダウン。
ジャニーズのトップグループのメンバー主演ということで局の期待は「全話二桁」と大きかったが、早くも日テレ内は惨敗ムードになっているという。

「同枠では夏クールに放送された関ジャニ∞・錦戸亮(32)主演の『ウチの夫は仕事ができない』が初回11.2%、春クールのKAT‐TUN・亀梨和也(31)主演『ボク、運命の人です。』が初回12.0%をマーク。
櫻井が二桁獲得で面目を保ったはずの初回10.1%という数字ですら、後輩である二人に完敗しています。
錦戸や亀梨も第2話で一桁に落ちましたが、いずれも9%台に踏みとどまっていた。それが今回は一気に7%台にまで落ち込んでしまったのですから、枠自体の価値まで下げてしまったといわれかねない。
すでに局内で『櫻井では数字が取れない』という意見まで沸き起こっています。ジャニーズ事務所と蜜月状態の日テレでエースの櫻井のドラマが大コケとなったのは痛い」(芸能関係者)

今年1月に放送された櫻井主演のスペシャルドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)も平均視聴率8.4%と大爆死しており、このままでは櫻井の俳優としての価値が暴落してしまいそうな状況だ。

■星野源に完敗?嵐の人気低下でジャニーズ凋落か

さらに櫻井だけでなく、嵐自体の人気が低下しているという指摘もある。

「星野源(36)が表紙を飾った『週刊朝日』10月20日号(朝日新聞出版) が爆発的に売れたと業界内で評判になっています。
その前週の表紙は嵐の松本潤(34)だったのですが、松本に比べて倍近い売上を記録しているようです。星野のファン層は嵐と同じく20?30代の女性が中心。
それなのにダブルスコア状態で負けてしまったのですから『勝負アリ』感が強い。
以前から『嵐は嵐ファンにしか人気がない』と指摘されていましたが、熱狂的ファンにしか訴求できないとなれば出版界でも嵐離れが起きそうな気配です」(出版関係者)

くしくも現在発売中の『週刊朝日』11月3日号は櫻井が表紙を飾っており、再び星野に完敗すれば嵐の商品価値に影響が出てしまいそうだ。

「看板グループである嵐の人気低下はすなわち『ジャニーズの凋落』を意味します。
すでに各テレビ局の現場では『ジャニーズ不要論』がくすぶっており、ドラマやバラエティの不調が続けば近いうちに一気に手のひらを返してくる可能性がある。
ジャニーズ事務所の命運は、嵐の活躍に懸かっているといっても過言ではないでしょう」(前出・芸能関係者)

昨今のドラマは初回がもっとも視聴率が高く、右肩下がりになっていくのが定番。
第2話で早くも7%台にまで落ち込んでしまったことで、いずれは打ち切りレベルまで下がってしまう危険性もある。
数は少ないながらもV字回復を果たすケースはあるが、復活を果たすことはできるのか。
いずれにしても、今作の成否はジャニーズ事務所の未来に大きな影響を与えそうだ。

https://netallica.yahoo.co.jp/news/20171024-99888607-dailynewsq
2017/10/24 19:07 デイリーニュースオンライン