リーグ・アン第10節が行われ、酒井宏樹が所属するマルセイユがパリ・サンジェルマンと対戦した。

 “ル・クラスィク”、フランスダービーとも呼ばれる強豪同士の一戦。酒井はこの日もスタメンに入り、7試合連続で先発入りを果たした。ディミトリ・パイェやルイス・グスタヴォらもスタメンに名を連ねている。対する首位パリ・サンジェルマンはネイマール、エディンソン・カバーニ、キリアン・ムバッペら主力を揃えてきた。

 先制したのはホームのマルセイユだった。16分、中央やや右、ゴールから25メートルほど離れた位置からグスタヴォが左足を振り抜くと、アウトにひっかけたシュートがゴール左に突き刺さった。素晴らしいロングシュートでマルセイユが先行した。

 33分、世界最高額の男が試合を振り出しに戻す。アドリアン・ラビオが左サイドからペナルティエリア内に進入し、折り返し。遅れて入ってきたネイマールが左足で合わせると、カーブのかかったボールがゴールに吸い込まれた。

 後半に入ると膠着状態に。酒井はネイマールとの攻防でイエローカードを貰う場面もあった。そして79分に再び試合が動く。CKの流れからマルセイユが右サイドでボールをキープ。一度はラビオに奪われたものの再び取り返してクロスを上げると、走り込んだフロリアン・トヴァンが合わせて勝ち越しゴールを奪った。

 すると87分、ルーカス・オカンポスがネイマールをファールで倒すと、感情的になったネイマールがオカンポスをどついてしまう。主審は両者にイエローカードを提示。ネイマールはこの日2枚目のイエローカードで退場、主審に小さく拍手をしてピッチを去った。

 このまま終了かと思われたアディショナルタイム、カバーニがゴール前でFKをゲット。“キッカー問題”もなくカバーニが担当すると、壁を超えたボールは鋭く曲がってクロスバーを直撃。ボールはラインを割って土壇場で同点に追いついた。

 白熱のダービーマッチは2−2のドローで終了。両者が勝ち点「1」を分け合う形になった。なお酒井はフル出場を果たした。

 次節、パリ・サンジェルマンは27日にホームでニースと、マルセイユは29日にアウェイでリールと対戦する

【スコア】
マルセイユ 2−2 パリ・サンジェルマン

【得点者】
1−0 16分 ルイス・グスタヴォ(マルセイユ)
1−1 33分 ネイマール(パリ・サンジェルマン)
2−1 79分 フロリアン・トヴァン(マルセイユ)
2−2 90+3分 エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)

10/23(月) 6:05配信 サッカーキング
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00659251-soccerk-socc