衆院選の開票が行われた22日夜、テレビ朝日系放送の開票速報特別番組「選挙ステーション」では、出口調査による有権者(52万人)への質問を基に、出演した同局政治部の中丸徹記者が「自民党が圧勝ということにはなるが、安倍政権ではない方がいいという人の方が多いようだ」と解説を加えた。

 番組では、同局が出口調査時に行った「選挙後どのような政権になるのがよい?」と質問を紹介。その結果、50・5%が「別の政権に代わるのがよい」と回答したと伝え、「自民党 大勝?」とのテロップを出して解説した。

 中丸記者は「安倍政権に不満があるというのは、内閣不支持率を見ても、マグマのように有権者の中にたまっていたのではないか。現実的に政権を託せる党が見当たらないということで、消極的に自民に入れた人が多い」と述べた。

 一方、立憲民主党については、枝野幸男代表の街頭演説に多くの有権者が集まったことなどを伝え、「“草の根”が吹かせた風」などのテロップを出して肯定的に紹介した。

http://www.sankei.com/politics/news/171022/plt1710220158-n1.html