イメージ的には90年代深夜のCM投下量No.1!それが「銀座ジュエリーマキ」のCMだ。
当時を代表するアーティストの楽曲をバックに、外国人モデル美女が艶めかしく踊ったり、スタイリッシュにポーズを決めるのが基本構成である。
深夜番組・カラオケ人気で影響力を増す「銀座ジュエリーマキ」のCM
「銀座ジュエリーマキ」のCM自体は80年代から深夜を中心に放送されていたが、深夜番組花盛りとなる90年代に入ってその話題性と勢いは加速。
カラオケブームと相まって、最新J-POPのプロモーション的役割を果たすようになっていく。
B'zの『太陽のKomachi Angel』『Easy Come, Easy Go!』辺りから、その傾向は顕著になったのではないか?
とにかく、深夜のCM率がハンパない。確か、10時55分のニュースの時間帯から一斉に始まったと記憶している。(テレビ東京系は昼夜問わず放送)。
番組が変わっても、チャンネルを変えた先でも延々とリピート放送中。だから、キャッチーなサビは嫌でも耳に残りまくり。もはや洗脳状態である。
小室ブームの原点は「銀座ジュエリーマキ」のCMだった!?
TM NETWORKがTMNにリニューアルして間もなくのシングル『Love Train』は『We Love the Earth』との両A面になっていたが、そのどちらもがこのCMとのタイアップ付き
露出の高さもあって、TM史上最高の売り上げを記録している。
特に『Love Train』は、小室が「カラオケで歌われる=ヒット曲」という方程式を初めて確立した曲。このヒットがなければ、後の小室プロデュース時代は来なかったかも知れない。
そう考えると、「銀座ジュエリーマキ」のCMが日本の音楽史に果たした役割は非常に大きいのである。
アーティストのブレイクは「銀座ジュエリーマキ」のCMから
このCMは、アーティストにとってブレイクの登竜門的位置付けにあった。
中西圭三は『Woman』で自身最大のヒットを記録し、それまで無名に近い存在だった久宝留理子は『男』で、田村直美は『永遠の一秒』でそれぞれ認知が拡大。
GLAYも『Yes,Summerdays』がブレイクの呼び水になっている。(記事はこちら)
REV、松田樹利亜、森下玲可など(この記事を書くために20年以上ぶりに思い出した懐かしい顔ぶれ)も、このCMが羽ばたくきっかけとなった。
また97年には、ピークを過ぎた小室ファミリーの楽曲を連続投下し、ブームの延長にひと役買っている。
今すぐ使いたい「銀座ジュエリーマキ」トリビア
CMの最後には「銀座じゅわいよ・くちゅーるマキ 上野広小路店」「銀座ジュエリーマキ 中部近鉄名古屋2階」など、放送地域の店舗紹介が入るのも大きな特徴。
静岡県生まれの筆者は「銀座ジュエリーマキ 新静岡センター2階」だった。あなたの地域はどこだっただろうか?
大学時代には「日比谷シャンテ2階」「サンシャインシティーアルパ1階」などの響きに、都会を感じたなぁ……。
http://www.excite.co.jp/News/90s/20171018/E1508119489135.html
90s チョベリー 2017年10月18日 11時00分
https://www.youtube.com/watch?v=bMgu2ZxBASk
銀座ジュエリーマキ 中西圭三 cm
https://www.youtube.com/watch?v=ubaaTHVvEKc
1994年 銀座ジュエリー マキ CAMELLIA DIAMOND カメリアダイヤモンド 〜Nostalgic CM of Japan〜
https://www.youtube.com/watch?v=KFTjOP6G0-U
白田久子 約束篇<♪JYONGR I 「〜約束〜」>