インテルに所属する日本代表のDF長友佑都に対し、イタリアメディア各紙は15日、及第点前後の評価を下した。

インテルは15日、セリエA第8節でミランとのミラノダービーに挑んだ。主将FWマウロ・イカルディがハットトリックを決め、3-2でシーソーゲームを制し、順位表でも単独2位に浮上した。今シーズン、長友は新加入のDFダルベルト・エンリケと交互に起用されるなど、左サイドバックにおいて熾烈なポジション争いが繰り広げられていた。しかし慎重な守備が必要とされるミラノダービーでは、前節のベネヴェント戦に引き続きベテランの長友が起用され、フル出場を果たしている。

『コリエレ・デラ・セーラ』は長友に対し、及第点となる「6」の評価を与えている。「誰もが彼のサイドから攻撃するが間違いだ。日本人選手は勤勉な守衛だ」とコメントし、献身的な長友の守備を称えた。なおチーム内最高点はハットトリックのイカルディに与えられた「8,5」、最低点はMFロベルト・ガリアルディーニの「5」となっている。

『メッサッジェーロ』も同様に「6」をつけ、「ロッソネーリ(ミラン)の攻撃はわずかだったが、その際も彼のサイドからは退散していた。試合終盤のラッシュに持ちこたえた」と、長友に及第点の評価を下した。最高点はイカルディの「9」、最低点はガリアルディーニの「5」となっている。

『カルチョメルカート・コム』も「6」の評価を与えているが、「(ファビオ)ボリーニは抵抗できないような相手ではない。それにも関わらず、度々彼に苦しめられていた」として、対面したミランFWに手を焼いていたと指摘した。最高点はイカルディの「9」、最低点は途中出場のDFジョアン・カンセロの「5,5」となっている。

■不合格との評価も

『メディアセット』も同じく、「6」を与えて及第点の評価を下したが、『スカイスポーツ』はカンセロやDFミランダと並び、チーム最低点となる「5,5」をつけている。『トゥット・メルカート・ウェブ』も最低点タイの「5,5」をつけ、「スタートは良かったが、終盤パフォーマンスが落ちた。ボリーニに対し、スペースを与えすぎており、2度目に追いつかれたシーンでは彼のサイドからクロスが上がった」と指摘した。

10/16(月) 12:20配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171016-00000005-goal-socc