急きょマツダスタジアムのナイター照明の下、外野の芝の上で約1時間、野手全員が順番に
ノックを受けた。
雨が降りしきるグラウンドにナインの声が響き渡った。CSファイナルSが開幕する18日と、
翌19日の天気は雨予報。どんなグラウンド状況にも対応できるよう、当初予定になかった
屋外ノックをメニューに組み込んだ。
くしくもこの日、甲子園でのCSファーストS、阪神−DeNA戦は雨の中で行われた。
両軍選手がぬかるみに足を取られ、水たまりで勢いを失う打球に苦戦した。それだけに
河田外野守備走塁コーチは「やらないでやられると後悔する。やっときゃよかったと思う。
そういうのをなくしたいと思って」と、自らバットを握り飛球を打ち続けた理由を説明した。
同時に、選手が本拠地のナイター照明の下でプレーするのは9月28日のヤクルト戦以来。
田中が「久しぶりだったので、距離感など確認した。シーズン中から悪天候でも守ることは
あるので特に変わりはないですが、全てに注意しながら守った」と話せば、外野手の野間も
「ナイターや雨の中ではボールの見え方が全然違う。普段以上に警戒心を持ってやらないと
いけない」。勝つための備えは十分。あとは、相手を待つだけだ。
デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171016-00000034-dal-base
悪天候の中、外野の守備へ走って行く西川(左)ら(撮影・田中太一)
https://amd.c.yimg.jp/im_sigguG9JXlKlwsJshTzSlnokIg---x900-y580-q90-exp3h-pril/amd/20171016-00000034-dal-000-3-view.jpg