絵本作家としても活動するお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(37)が15日、自身のブログを更新し、今月4日に発売した自身のビジネス書『革命とファンファーレ〜現代のお金と広告〜』(幻冬舎、1500円)を全国の図書館5504館に自腹で寄贈することを発表した。


 今月13日、全国の公共図書館などの関係者が集まる場で、大手出版社の社長が文庫本の売上減少に影響を与えているとし、図書館での文庫本貸出中止を要請したことが報じられ、物議をかもしたことがきっかけ。

 西野は自身が昨年10月に発売した絵本『えんとつ町のプペル』を今年1月に全ページ無料公開したことを例にあげ、「絵本『えんとつ町のプペル』は“貸し出し”どころか、いつでもどこでも未来永劫無料で読める状態にして、さらに売り上げを伸ばし2017年上半期最大のヒットとなりました。理由は単純、『えんとつ町のプペル』が時間面積を奪ったからです。テレビかラジオか、他の何かに使うハズだった時間を、多くの人が『えんとつ町のプペル』に使ったのです」と説明。

 今年1月、数百万人が『えんとつ町のプペル』を無料で読んだとし、「これにより、無料で見れたから、『えんとつ町のプペル』は、もう要らないやという【買わない人】も増えたと思います。しかし同時に、「これは買って、家に置いておこう」という【買う人】も増えました。分母が増えたので、当然の話ですね。そして、売り上げとしてカウントされるのは【買う人】の数です。【買う人】の数を増やすのは簡単で、「買うor買わない」の選択に迫られる人を増やせば…つまり、分母を増やせばいいだけです」と主張する。

以下ソース
https://mainichi.jp/articles/20171015/orc/00m/200/015000c