人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のメンバー、玉井詩織さんが14日、警察署の1日署長を務め、若い世代にも広がっている「電子マネー」での詐欺の被害に遭わないよう呼びかけました。
東京 足立区の東京電機大学で開かれた催しでは、警視庁千住警察署の1日署長に任命された玉井さんが警察官と一緒に寸劇を披露しました。

劇では詐欺グループのメンバーが「有料サイトの登録料金が支払われていない。法的手続きを行う」などとうそのメールを送ると、男性がコンビニエンスストアで指定された通販サイトのギフト券を10万円分購入して番号を教えてしまい、だまし取られる被害に遭いました。
このあと登場した玉井さんが「身に覚えのないメールには返信せずに無視することがいちばんです」と、詐欺の被害に遭わないよう呼びかけました。

警視庁によりますと、ことし都内で起きた振り込め詐欺の被害は8月末までで46億円余りと、去年の同じ時期と比べておよそ12億円増加していて、ギフト券など「電子マネー」で支払わせる手口の被害が若い世代でも増えているということです。

大学2年生の男性は「家族も同じようなメールを受け取ったことがあるので、気をつけようと思います」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171014/k10011178151000.html