ハンブルガーSV(HSV)の2軍に所属するFW伊藤達哉に、マンチェスター・シティやインテルが再び興味を持ち始めたとの報道が浮上。だが、「ペップ・グアルディオラがイトウを狙っている」とも報じる地元紙の『ハンブルガー・モルゲンポスト』は、同選手は近々にHSVとプロ契約を交わすだろうと予想している。

伊藤は先月30日に行われたブンデスリーガ第7節ブレーメン戦で、キャリアで初めてトップチームの試合に先発出場を果たしている。その左サイドで仕掛け続ける姿がすぐさま観衆を魅了し、ピッチを退く際にはスタンディングオベーションが贈られた。クラブのイェンス・トッドSD(スポーツディレクター)も、2018年までの育成契約を持つ同選手にプロ契約を与え、正式にトップチームのメンバーに引き上げる意向を明らかにしたところだ。

そんな中、2015年に柏レイソル下部組織からHSVのユースに渡った際にも伊藤に注目していたと見られるシティとインテルが、再び獲得に動き出す可能性が伝えられた。イギリス『トークスポーツ』によると、来年1月に獲得を図っているという。そして、その報道を受けた模様の『ハンブルガー・モルゲンポスト』は特にシティからの興味について「驚きはないだろう。“HSVの新しいミラクル兵器“のプレースタイルや技術はシティ率いるペップ・グアルディオラのサッカーに完璧にフィットするのだからね」とまで伝えている。

しかしながら地元紙はその一方で、「だが、心配はない。すでにフォルクスパーク(HSVの本拠地)からグッドニュースが届いている」とも報道。同紙曰く、11日には伊藤の代理人の1人である山崎純氏がトッドSDと話し合い、「良い最初の予備会談ができました」と、プロ契約に向けての初ミーティングは順調だったことに言及したとのこと。さらに代理人はHSVが「私たちにとって第一の話し相手」であることを強調し、他クラブからの興味については口にしなかった。同紙では今後数週間以内に交渉はまとまりそうだとの予想が述べられている。

なお、伊藤は14日のブンデスリーガ第8節、マインツ戦でキャリア2度目の先発出場が実現。主将DF酒井高徳とともに、FW武藤嘉紀ベンチスタートとなったマインツとのアウェーマッチに臨む。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171014-00010006-goal-socc