[チューリッヒ 12日 ロイター] - スイス検察当局は12日、サッカーのワールドカップ(W杯)放映権をめぐる収賄などの疑いで、国際サッカー連盟(FIFA)事務局長を解任されたジェローム・バルク氏の捜査を始めたと発表した。
また、フランス1部リーグに所属するパリ・サンジェルマンのナセル・ヘライフィ会長も、同様に捜査の対象となっている。

バルク氏は2018年から30年W杯までの放映権に絡み、不当な利益を得た嫌疑をかけられており、26年と30年大会に関してはカタール人のヘライフィ会長が最高経営責任者(CEO)を務めるビーイン・メディア・グループから賄賂を受け取ったことが疑われている。

バルク氏の米国弁護士は、コメントすることを拒否した。また、ビーイン・メディア・グループは違法行為を否認し、関係者と協力していると話している。
https://jp.reuters.com/article/soccer-fifa-idJPKBN1CI0A9