三塁が手薄な球団

巨人は13日、村田修一と来季の契約を結ばないと通知したことを発表した。

村田は2011年オフ、横浜(現DeNA)からFA宣言し巨人へ移籍。
移籍後は12年から3年連続で140試合以上に出場した。
15年は打撃不振で苦しんだが、昨季は3年ぶりに打率3割(.302)を記録し、本塁打(25本)と打点(82打点)はチームトップをマークした。
復活を印象付けたシーズンとなったが、今季は村田のライバルとして楽天時代の13年に打率.292、28本塁打、93打点を記録したマギーが加入。
春先はベンチを温めるケースが多かった。
それでも、交流戦明けから先発での出場機会を増やし、118試合に出場して、打率.262、14本塁打、58打点の成績を残した。

各球団の三塁手事情を見ると、ソフトバンクの松田宣浩が143試合にフル出場し、阪神の鳥谷敬が138試合、
楽天のウィーラーが137試合、日本ハムのレアードが136試合、DeNAの宮崎敏郎が119試合、
西武の中村剛也が108試合、オリックスの小谷野栄一が105試合に出場するなど、6球団の三塁手が100試合以上に出場した。

一方で、三塁に悩んだ球団もある。中日がそのひとつだ。今季三塁のチーム最多出場は堂上直倫の51試合。
中日の三塁手を振り返ると、シーズン序盤は新外国人のゲレーロが務めていたが、外野に転向した後は、堂上、福田永将、亀沢恭平などが務めた。
さらにシーズン終盤には、三塁でのスタメン出場が増えていた福田が一塁に回り、高橋周平が三塁で出場。
結局、シーズンを通して三塁を固定することができなかった。
ただ絶対的なレギュラーはいないが、レギュラー候補生が多いというのが現状だ。

パ・リーグ最下位のロッテも三塁手に苦しんだ。
春先は新外国人のダフィーが三塁のレギュラーとして出場していたが、日本の投手に対応することができず二軍落ち。
その後は、中村奨吾、大嶺翔太らが三塁を務めた。
チーム最多の69試合で三塁を守った中村は、シーズン最後の8試合は遊撃でスタメン出場するなど、遊撃でも27試合に出場している。

村田はマギーが加入した今季、スタメンを外れることもあったが、シーズン途中から三塁で先発出場した。
どこの球団が村田の獲得に名乗りを上げるか注目だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171013-00134906-baseballk-base
10/13(金) 17:30配信

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