これはデュエルを強調するハリルホジッチ監督の好みに合うもので、少なくとも香川よりは小林の方が守備面でのデュエルを得意としている。
さらに代表の中盤に左利きの選手が不足していることを考えると、小林は興味深いオプションになるのではないか。

仮にこのまま日本代表がワールドカップ本番でも中盤を3センターにした布陣を採用する場合、香川の立場はやや厳しい。
アンカーには長谷部が入るはずで、精神的支柱であることを考えても長谷部をワールドカップ本番でスタメンから外す案は存在しないだろう。

ここ最近の代表戦ではチーム全体がバタバタすることがあるが、そういう場面で主将・長谷部がピッチにいる意味は大きい。インサイドハーフでは山口もハリルホジッチ監督から好まれており、高い確率でスタメンに入ってくるだろう。
となれば、空きは1つだ。井手口もオーストラリア戦以降評価を高めており、守備のことを第一に考えるのであればオーストラリア戦同様に長谷部、山口、井手口のトリオでスタートすることも考えられる。

さらに前述した小林、そしてニュージーランドとハイチから1得点ずつ奪ったガンバ大阪MF倉田秋もいる。香川がこのポジション争いを制するのは簡単ではない。

ハリルホジッチ監督は代表入りが確定している選手は1人もいないと強調しており、来年3月にはメンバーをある程度固定したいとの考えを明かしている。
11月にはブラジル代表、ベルギー代表との親善試合が予定されており、ハリルジャパン体制になってからは初の強豪国とのゲームだ。

当然この2試合では守備の時間も増え、日本の好きなように攻撃できる時は限られる。その際に香川が何か違いを作り出せるのか、日本の10番にとって1つの正念場となるだろう。
4年前のオランダ代表、ベルギー代表との親善試合では香川も輝きを放っていたが、今は状況が大きく異なっている。

写真
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20171012-00010019-theworld-000-view.jpg

【サッカー】<香川真司>堅守速攻の確立に向けて“本職”より4―1―4―1布陣支持!「バランス取れてる」
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1507759221/