バルセロナで黄金期を築き、現在はマンチェスター・シティでプレミアリーグ制覇とチャンピオンズリーグ制覇に挑んでいる指揮官ジョゼップ・グアルディオラは、サッカー界に革命を起こした伝説的な指揮官の1人と言える。

同指揮官を称賛しているのは、ミランで黄金期を築いた名将アリゴ・サッキ氏だ。同氏の用いたゾーンプレスもサッカー界に大きな影響を与えたが、同氏はグアルディオラもサッカー界の発展に大きく貢献した偉大な指揮官と絶賛している。

英『Daily Mirror』によると、同氏はグアルディオラの功績をトータルフットボールで世界を魅了した故リヌス・ミケルス氏、故ヨハン・クライフ氏と重ねており、トータルフットボールをさらに進化させた指揮官だとコメントしている。

「グアルディオラはトータルフットボールをさらに先へ進めた。彼は優れた指揮官であり、マンチェスター・シティでも素晴らしいスタイルで戦っている。我々は友人だ。彼は私がマドリーで仕事をしていた時に私のところへ来た。フットボールを深く考えていて、徹底した完璧主義者だった。サッカー界の革命に貢献した1950年以降の指揮官トップ10に彼は入るね」

グアルディオラがバルセロナに植え付けたポゼッションサッカーは1つのブームとなり、一時はポゼッションこそ正義といった考えまで広がった。多くのチームがそのスタイルを真似ようとし、サッカー界に新たなトレンドを生んだのは間違いない。サッキ氏もその手腕に惚れ込んでいるようだ。
http://www.theworldmagazine.jp/20171011/01world/182717