検察官「被告人は高速道路を走っているという認識はありましたか」
被告「はい」
検察官「では、高速道路の追い越し車線内で停止したという認識はありましたか」
被告「はい」
検察官「では、高速道路の追い越し車線内で停止した場合、後続車両と衝突する可能性があるという認識はありましたか」
被告「はい」
検察官「では、高速で走行している車両と衝突した場合、死の危険があるという認識はありましたか」
被告「はい」
検察官「裁判長、質問は以上であります」

論告求刑
検察官「被告人は、高速道路の追い越し車線内で停止した場合、
死の危険があるという認識をもつていたにもかかわらず、それを行い、
その結果、二人の人間を死に至らしめました、
よって、未必の故意による殺人、刑法(199条)に該当するというのが、
本検察官の結論であります。被告人に懲役20年を求刑いたします。」

菊間弁護人最終弁論
「被告はバカなので、責任能力ゼロなんです
ですから、無罪ということにしてください。」