ファウルボール被害の男性 カブスと大リーグ機構を相手に訴訟起こす


試合観戦中にファウルボールを左目に受けたため、視力を失った状態が続いている男性が
カブスと大リーグ機構を相手に訴訟を起こした。
その訴訟内容は、防球ネットを設置するなどの安全配慮義務を怠ったというもの。
AP通信が10日に伝えた。

訴えを起こしたのは60歳のジョン・ロースさん。
今年8月29日にシカゴのリグレー・フィールドで行われたカブス―パイレーツ戦を
一塁側スタンドで観戦中、左目にファウルボールを受けるアクシデントに見舞われたという。

5か所の骨折など深刻なダメージを負った左目には、これまでに3度の手術が施されたとのこと。
しかし、視力はいまだに回復せず、このまま失明する可能性もあるという。

ロースさんはメディアに対して「あんなミサイルのような打球が飛んでくるなんて思ってもみなかった。
仮にグラブを持っていても、反応できなかっただろう」と恐怖の体験を振り返り、
「ファンあってのメジャーリーグ。何より安全第一であるべきだ」と主張した。
なお、カブスはこの件に関するコメントを差し控えている。
[ 2017年10月11日 09:33 ]

スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/11/kiji/20171011s00001007109000c.html
カブスと大リーグ機構を相手に訴訟を起こしたジョン・ロースさん (AP)
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/11/jpeg/20171011s00001007108000p_view.jpg