若いころは“お嫁さんにしたい女優”ナンバーワンと呼ばれ、ACジャパンのCMでは母娘で子宮頸がんの予防ワクチン接種を啓蒙していた仁科亜季子。そんな彼女が、本来は結びつきそうもない元暴力団組長から、借金の返済を迫られたという。

「笠岡和雄元組長は5年ほど前から仁科へ複数回、脅迫文を送付。また、自宅の玄関口で3時間以上にわたり4600万円を返せと脅したりしたため、恐喝未遂容疑で9月23日に警視庁に逮捕されたのです。仁科本人は警察に“一方的な要求で、いっさい関係ない”と話しているようです」(全国紙記者)

 だが、笠岡容疑者は今年7月に発売された自著で、自分の関連会社から仁科が社長をしていた『京彩』という会社へ1億円を融資したものの、未返済分が4600万円あり、弁護士を通じて仁科へ返済請求をしたにもかかわらず放置されたままだと記している。

 しかも、長男である克基の芸能界入りの口利きを頼まれたことや、松方弘樹さんと離婚後に、彼女が住む都内のマンションを世話したことなど、蜜月ぶりを明らかにしている。

 つまり、仁科と笠岡容疑者の主張はまったく平行線なのだ。借金の行方は今後、裁判によって明らかになるはずだ。

「それにしても、仁科さんはお金の話題が尽きないですわ。松方さんとの離婚のときだって、本当にすごかったんです」

 そう話すのは、松方さんと長年交友のあった東映関係者だ。'98年に離婚した際、松方さんは「慰謝料は発生せず、円満に話し合いが行われた」とし、世間は慰謝料を求めない仁科さんが潔いという声が多かったのだが……。

「離婚の際、実は仁科さん側が慰謝料として要求したのが3億円でした。松方さんは自分の財産がいくらあるかもわからないようなノー天気な方。

 それで彼のマネージャーが弁護士と相談し、戦略を練りました。交渉の場で弁護士が“松方氏の不倫を問題にしているようだが仁科さんも同じことをしていますね”と言うと、向こう側の弁護士が驚いて帰っていった。

 後日、“では1億円でいいです”ということになったんです。しかし、仁科さんが松方さんの財産を勝手に処分していることを突きつけ、請求するぞと言ったら慰謝料はいらないということになったのが真相です。彼女は京都の自宅の権利書まで持ち出していたし、金庫の中は空っぽだったと聞いていますよ」(前出・東映関係者)

 そして、離婚後の'01年に仁科は港区の一等地に約4億円とも言われる豪邸を購入。だが、今年2月にそれを長女・仁美の内縁の夫である『塚田農場』社長の米山久氏へほぼ同額で売却しているのだ。

「'15年に仁美は米山氏の子どもを出産するのですが、彼は入籍を拒否。約2億円の養育費を支払うことで合意したそうですが、母として仁科は面白くなかった。それもあって、慰謝料がわりに自宅を売りつけたのでは。近くに1億5000万円のマンションを購入し、2億円以上はキャッシュで残っているんだから、老後も余裕でしょう(笑)」(芸能プロ関係者)

 仁科の事務所に質問状をFAXしたが、期限までに回答は得られなかった。きれいな笑顔の裏には、なかなかしたたかな素顔が隠されているようで─。

週刊女性PRIME2017年10月4日14時00分
https://news.infoseek.co.jp/article/jprime_10738/