巨人が来季コーチングスタッフとして球団OBの吉村禎章氏(54)の招聘(しょうへい)に動き出すことが3日、分かった。
担当は未定だが、1軍打撃コーチを務めた2011年以来、7年ぶりの現場復帰となる。2軍監督時代に新人だった坂本勇人内野手(28)を指導した。
左膝靱帯(じんたい)断裂を乗り越えた不屈の男が、今季セ・リーグ4位に沈んだ巨人を変える。

不屈の男が、世代交代に苦しむ古巣・巨人を救う。この夜、ヤクルト最終戦(神宮)に10−6で勝ち、今季は72勝68敗3分けで終了。
11年ぶりの4位に終わり、導入11年目にして初めてクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。
屈辱の現実を目の当たりにし、球団首脳は「今のチームには20代後半(の主力)がいない。坂本(勇人)しかいない。
小林は社会人出身だしね。(若手が)伸びてこない。(原因は)4年前、5年前のチーム作りだと思っている」と分析する。
野手の世代交代が進まないという現実。改革の一手として、球団が白羽の矢を立てたのが吉村氏だった。

吉村氏はPL学園高から1982年に巨人に入団。
87年に30本塁打を放つなど主軸として活躍したが、88年7月6日の中日戦(札幌市円山球場)の守備中に左膝靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った。
しかし、想像を絶するリハビリを乗り越えて復帰。活躍の場を代打に移しながら、欠かせない存在として巨人を支え続けた。

確かな野球観と指導力に定評がある。現役引退後は2002年に1軍打撃コーチに就任。翌年に退団したが、06年には2軍監督に就き、新人の脇谷らを1軍に送り出した。
07年には1年目の坂本勇を指導し、翌年からのブレークの礎を築いた。若手野手を引き上げる−という人物像に最適だ。
組閣は今後本格化される。担当部門は未定だが、チームが直面する困難を克服するイメージにも重なる。

最終戦は秋風漂う神宮で、ドラフト1位・吉川尚(中京学院大)がプロ初安打を含む3安打、2年目の宇佐見が4号ソロと若手が躍動。
九回には引退を決めた相川の安打を皮切りに、2年目の山本がプロ1号となる満塁弾を放って試合を決めた。

「吉川尚? 軽快な動きで、楽しみなバッターだと思う。若手が切磋琢磨? 
こういったものがこれから、未来につながればいいなと思う。すべてがね」。高橋監督は「未来」に向けて柔らかい表情をみせた。

吉川尚や宇佐見ら若手が台頭すれば、戦力は格段に増す。巻き返しへの若葉は芽吹いている。
シーズンを終え、動き出した巨人改革。屈辱の1年を転機とできるかは、来季以降の戦いにかかっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171004-00000037-sanspo-base
10/4(水) 7:00配信

http://www.ad-vank.com/wp-content/uploads/2018/06/yoshimura03-1.jpg

https://nipponbaseball.web.fc2.com/personal/batter/yoshimura_sadaaki.html
成績

https://www.youtube.com/watch?v=VOi-OB0YEm4
吉村禎章の明暗 通算100号&激突(1988/7/6 G+)

https://www.youtube.com/watch?v=Tx18O1aPrbI
1988年  東京ドーム初ホームラン !   巨人 【吉村禎章】

https://www.youtube.com/watch?v=GvShkhIJRr8
巨人吉村 2ストライク4ボールからホームラン

https://www.youtube.com/watch?v=qI-DUtOeTXw
G 読売ジャイアンツ[巨人] 7 吉村 禎章 応援歌