エルネスト・バルベルデ監督率いるバルサの武器のひとつが、セットプレーからの得点力だ。リスボンでのゴールのきっかけもフリーキックだったが、今シーズンはリーガ第6節終了時点でコーナーキックから3ゴールを決めている。

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 一方、直接フリーキックに関してはまったく結果が出ていない状況だ。ここまでゴールを量産しているメッシだが、チームが蹴った直接フリーキック16回のうち、14回を任されたこのフリーキッカーは、直接フリーキックからはまだゴールを決めていない。

 しかし、焦る必要はないだろう。昨シーズンのメッシも、開幕戦から数えて15回目連続で直接フリーキックを外しているが、それ以降は一定間隔で4ゴールを決めている。2016−17シーズンの直接フリーキックの結果は、メッシが55回中4ゴール。ネイマールは14回中3ゴール。ルイス・スアレスは6回中1ゴール。これはリーガ第1節ベティス戦で決めたものだ。

 今シーズンの開幕戦もそのベティス戦だったが、この試合でメッシが蹴ったフリーキックはシュートはバーに嫌われている。第4節ヘタフェ戦ではビセンテ・グアイタ、第6節ジローナ戦ではゴルカ・イライソス・モレノ、さらにチャンピオンズのユヴェントス戦ではジャンルイジ・ブッフォン、いずれもゴールキーパーに阻まれてしまった。

 直接フリーキックにおいても、レオが世界屈指の選手であることは周知の事実である。メッシはゴールが必要なときに決める。我々が信じているのと同じように、メッシ本人もそれを確信しているはずだ。

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