■あの人はいま 元高校野球最多本塁打記録保持者 清宮幸太郎さん(28歳)

2027年、夏の甲子園決勝。 それを、TVで見つめる男がいた。
18歳で将来を嘱望されプロ野球選手になった、清宮さんは今……

「あの頃は若かったですね(笑)」
若き日を回想する清宮は、どこか寂しげだ。
「未だに当時の夢を見ることがあるんですよ。甲子園決勝で、俺が逆転サヨナラ満塁ホームランを打って優勝する夢を」

早稲田実業を卒業、ドラフトで11球団に指名されるも、くじを当てた中日の指名を拒否し浪人を決意、社会人野球に活躍の場を求めた。
その後、裏金を受け取り巨人に入団するも、故障がちになり、若手や新加入選手の台頭に押され目立った活躍はできず26歳の若さで自由契約に。
巨人退団後、夢であった大リーグに挑戦するも、マイナーリーグの初打席で自打球を両足に当てて複雑骨折。志半ばで失意の帰国となった。
完全に世間から忘れられた存在となり、ひっそりと引退を決意。その際、自殺も考えたという。
しかし、今はカレー専門店を営む傍ら、地元の少年野球団のコーチを勤めている。

●暖簾の屋号の文字は元ラクビー早大監督の父、清宮克幸氏の手によるものだ
「いらっしゃ?い」。JR中央線上四谷駅東口から歩いて130分。「カレーの清宮」のえび茶色の暖簾をくぐって店内に入ると、白いタオルを頭に巻いた清宮さんと奥さんの元気な声に迎えられた。

「去年の4月にオープンしました。暖簾の『清宮』という文字は父に左手で
書いていただいたものだし、開店に合わせてスポーツ紙やテレビでも取り上げてもらった
おかげで、地方から足を運んでくださるお客さんが多かったのはうれしかったですね」

●とはいえ、その分、プレッシャーも大きかったという。
「カレー好きは飛行機に乗って本場・インドまで食べ歩きに出かける時代でしょ。ボクが修業した群馬の人気店『カレーの祐ちゃん』のカレーはハンカチを入れて煮込むのが特徴だから、
インドカレーがカレーだと信じ込んでるインド人にはモノ足りないようなんです。
それで怒られちゃったこともあるけど、それも修業のうち。我慢、我慢です」

●かつてのライバルで現日ハムの中村や、マリナーズ所属の安田ついて尋ねると……
「あいつら俺より下手だったんですけどね(笑) 」と、おどけ
「2ちゃんねらーに気に入られるのも才能だと思いました」
「怪我さえ無ければって…歯がゆいですけど。」
「今はもう現役に未練はありません。今度は、教え子で日本一を狙いますよ(笑)」

(写真)カレーを食べる清宮さん
http://livedoor.blogimg.jp/news_soku_matome/imgs/f/9/f92a10b4.jpg


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